くらし [特集]令和6年度 川辺町決算報告(1)

令和6年度の川辺町一般会計、特別会計の決算がまとまり、町議会9月定例会で認定されました。皆さまから納めていただいた町税や国・県からの補助金などの活用状況を紹介します。

◆一般会計の決算概要
令和6年度の決算は、川辺町第5次総合計画の「清流と人が織りなす活力あるまち」の実現に向けた「美しく安らぎのあるまちづくり」「誰もが安心して暮らせるまちづくり」「快適に暮らすことができるまちづくり」などを重点政策と位置づけ、当初予算編成方針に従って各種事業を実施し、歳入が歳出を上回る黒字決算となりました。
とりわけ、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金などの補助金を活用して、町民の皆さまの生活支援をはじめとした諸事業を積極的に実施しました。
個別事業では、7月に第44回全日本中学選手権競漕大会を開催した他、宅地化が進んでいる中川辺駅西側地区のインフラ整備、新校舎建設準備資金として「小学校建設基金」にさらなる積み立てを行うことにより、将来の財政需要にも備えました。
その他、国の社会資本整備総合交付金を活用した町道の改良や庁舎・保健センターのトイレおよび歩道点字ブロックの改修、消防団詰所のエアコン設置など、老朽設備の改修・更新などを実施しました。
なお、令和6年度におきましては、各事業に関連する基金を活用して、歳出事業の財源確保を行い、財政調整基金の取り崩しは行わず、健全な財政運営に努めました。

◇一般会計の歳入

・自主財源…町税や施設使用料など、町が自主的に収入することができるお金のこと。
・依存財源…国(県)などからの交付金といった、町が国(県)に依存して収入するお金のこと。
※自主財源の割合が高いほど、財政の安定性が高いことになります。

・基金(町の預貯金)の残高町では、将来の行政運営に備えて、基金(一般会計)を持っています。
残高:37億460万円
町民1人あたり残高:381,642円

・町債(町の借金)の残高町では、多額の費用が発生する事業を行う時は、町債(一般会計)の借入をしています。
残高:33億8,840万円
町民1人あたり残高:349,068円

◇一般会計の歳出

○町民1人あたりに使われたお金は…559,943円でした
※令和7年3月末人口9,707人で算出
・民生費171,071円…保育や高齢者および障がい者などの福祉施策に使うお金
・総務費113,533円…地域振興や一般事務など全般的な管理事務に使うお金
・土木費75,193円…道路や公園、町営住宅などの整備・管理に使うお金
・教育費74,840円…学校教育や生涯学習、スポーツの振興などに使うお金
・衛生費31,228円…予防接種やごみ処理などに使うお金
・農林水産業費…13,709円農業や林業の振興などに使うお金
・公債費42,535円…借入金(町の借金)の返済や利息の支払いに使うお金
・消防費22,708円…防災や消防団の活動経費などに使うお金
・商工費9,391円…観光PRや商工業の振興などに使うお金
・その他5,735円…町議会運営、勤労者の支援や災害復旧対策などに使うお金
※数値は四捨五入のため、合計値などが合わない場合があります。
※各項目における事業は、令和6年度実施事業の抜粋です。

◆一般会計 歳出(性質別)決算額の内訳