- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県七宗町
- 広報紙名 : 広報ひちそう 令和7年4月号
一般会計当初予算:35億5,000万円
本町の令和7年度当初予算として、最終年度となる「七宗町第五次総合計画」の基本コンセプトである「住みたい帰りたい訪れたい美しいまちひちそう」の実現に向けて予算編成を行いました。安心安全な街づくりとしまして、町道落合葛屋線災害防除工事や、飯高橋の長寿命化修繕工事、町の情報伝達手段の一つである防災行政無線の操作卓更新業務、健康対策としまして、成人歯周病検診の対象者の拡充、教育面においては、令和8年度の小学校統合に向け七宗小学校改築工事を行います。
令和7年度一般会計当初予算総額は、対前年度から1億9千万円増加し、歳入については国から配分される地方交付税が総額の44.2%となり、自主財源と呼ばれる町民税や固定資産税などの町税は総額の約15.2%を占め、前年度と比べ減額の見込みとなりました。
今後の財政状況は、各施設や設備の老朽化に伴う修繕・更新費用の増加が懸念されるなか、貴重な収入であるふるさと納税の制度見直しに伴う寄附金額の減少による影響は大きく、財源確保が難しくなっており、国同様に予算の中身を大胆に重点化する必要が生じておりますが、町が抱える過疎・少子高齢化の影響などによる課題は山積しており、今後も一層厳しい財政状況が続くことが予想されます。
最終年度となる、七宗町第五次総合計画を基に安全で、便利な生活基盤や思いやりのある地域福祉づくりを目指して予算編成を行いました。
〔令和7年度予算は〕
一般会計:35億5,000万円(対前年比 5.7%)
特別会計:12億1,280万円(同 △3.4%)
総額:47億6,280万円(同 3.2%)
以上の予算が、3月定例議会で慎重に審議され原案どおり可決されました。
■令和7年度一般会計予算・内訳
◇歳入
町税は、町民税が217万1千円の減額、固定資産税は316万1千円の増額等により38万円減(0.1%減)の見込みとなりました。
国庫支出金は、デジタル基盤改革支援補助金の増加等により1億2,196万5千円増(39.4%増)、町債(借入金)は、簡易水道事業の工事や防災行政無線操作卓更新業務委託や七宗小学校改築工事の増加により1億650万円借入額を増やし、対前年度から170.1%増となりました。
また、地方特例交付金は定額減税の減収補てん分の減額により、1,375万1千円減(97.6%減)となりました。
繰入金については、ひちそうまちづくり寄付金の取り崩しの減額により1億8,253万1千円減(46.7%減)となりました。
[歳入 表I]
◇歳出
総務費は、児童手当の制度改正に伴い給付対象の拡充、支給額が大きく増加したことにより、対前年度比で7,390万1千円増(10.9%増)。民生費は、サンホーム七宗の大規模改修工事が完了したことにより減額し、対前年度比で6,097万円減(7.2%減)、土木費は、大柿橋修繕工事の完了により、対前年度比で9,114万8千円減(22.5%減)。教育費に関しては、小中学校統合に伴い現在の神渕中学校を小学校に改築する工事費や各種経費の増額に伴い2億3,717万9千円増(69.1%増)となりました。
[歳出 表II]