健康 健康だより

■今月の健康コラム
ー梅雨時期に感じる体の不調についてー
梅雨時期になると、「何だか体の調子が悪い」「いつもと違う」など、体調の異変を感じる方が増えてきます。梅雨時期に何らかの不調を感じやすいと思ったら、その原因を把握し、適切な対処をしましょう。

◇不調の原因
(1)気温の寒暖差による不調
6~7月は全国的に気温が上昇する時期ですが、雨が降る日は肌寒さを感じることもあります。とくに昼夜の寒暖差が大きい日は、体温調節が追いつかず、体の不調を起こしやすい傾向にあります。
(2)気圧が低い
気圧の低い状態が続きやすい梅雨時期は、自律神経のバランスが乱れがちです。自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経によって構成されていますが、気圧の低い日は安静時に優位になる副交感神経が活発になり、体や脳がリラックスモードに移行してしまいます。その結果、時間帯に限らずだるさや倦怠感、眠気などを感じやすくなります。
(3)湿度が高い
湿度が高いと水分代謝や消化吸収がうまく働かず、食欲が減退したり、下痢などの症状が出たりします。また、空気中の湿度が高いと、発汗機能が乱れて余分な水分を体内に溜め込みやすくなります。余分な水分が体内に蓄積されると、むくみやだるさのほか、気温によっては熱中症を発症することもあります。
(4)日照不足
人は日光を浴びることによってビタミンDを生成しているため、日照不足に陥ると、ビタミンDの欠乏からカルシウム吸収率の低下を招きます。また、日光にあたると人は「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が活発になります。くもりや雨の日が続くと、セロトニン不足から気分の落ち込みやイライラといった精神面の不調が目立つようになります。

◇不調の対処法
(1)規則正しい生活を送る
起床時は雨やくもりの日でもカーテンを開けて外の光を浴び、体内時計をリセットしましょう。だるさや倦怠感を感じる時は、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を行うと、血の巡りが良くなり、不調の原因を解消できます。
(2)体のむくみにはカリウムの摂取がおすすめ
湿度が高くて体がむくんでいる時は、体内の余分な水分の排出をサポートするカリウムを意識的に摂取しましょう。カリウムはきゅうりや大根、アボカド、バナナなどの野菜や果物に多く含まれています。
(3)冷たいものの摂取を避け、温かいものを食べる
梅雨時期は蒸し暑さを感じやすいので、つい冷たい食べ物・飲み物をとりたくなりますが、冷たいものを暴飲・暴食すると胃腸が冷えて体調不良が悪化する原因となります。冷たいジュースの代わりに温かいお茶やスープを飲んだり、体を温める作用のあるしょうがを料理に使い、体の芯から温める工夫をしましょう。

■健康カレンダー

《健康相談》
◇乳幼児・成人健康相談
・7月4日(金)午前9時30分~11時 生きがい健康センター
・7月18日(金)午前9時30分~11時 神渕コミュニティーセンター
乳幼児:身体測定、育児相談
成人:血圧測定、尿検査、体脂肪測定
保健師、管理栄養士が相談に応じます。
★個別予約制で実施します。健康福祉課健康係(生きがい健康センター内)までご連絡ください。

◇母子健康手帳交付
個別予約制で実施します。健康福祉課健康係(生きがい健康センター内)までご連絡ください。
所要時間は、1時間から1時間30分です。
(持ち物)
(1)妊娠届出書
(2)マイナンバーカード(通知カードの方は運転免許証または保険証等、身分を証明できるもの)

《健診》
◇乳幼児内科健康診査
6月26日(木)午後1時~3時30分 木の国七宗コミュニティーセンター
〔対象者〕
4~5か月児:R7.1.16~R7.2.26生
7~8か月児:R6.10.16~R6.11.26生
1歳6か月児:R5.11.16~R5.12.26生
3歳児:R4.4.11~R4.6.26生

◇幼児歯科健康診査
7月8日(火)午後1時~3時30分 木の国七宗コミュニティーセンター
〔対象者〕
1歳6か月児:R5.10.14~R5.11.15生
2歳児:R5.5.21~R5.7.8生
2歳6か月児:R4.11.21~R5.1.8生

《教室》
◇もぐもぐ教室
7月11日(金)午前10時~午後1時 生きがい健康センター
対象者:乳児

◇あそびの教室
7月16日(水)午前10時~11時15分 木の国七宗コミュニティーセンター
対象者:乳幼児
※対象者には個別通知をします。

◎ご不明な点は、下記までお問い合わせください。

問い合わせ:七宗町役場健康福祉課健康係(生きがい健康センター内)
【電話】48-1112【FAX】48-1360