くらし 一般質問-9月定例会-(3)

■[質問]七宗小学校について
福井德一 議員
来年4月開校の七宗小学校について3点、現状をお伺いします。
1つ目に、校舎の改修状況、当初の計画どおり進んでいますかということでございます。
2つ目に、児童の通学についてでございます。スクールバスの運用方法やバス停等は、現在行っております中学生と共有できるものでしょうか。
3つ目に、緊急時における受渡し方法、また、帰宅できない場合には最悪、校舎で宿泊を想定しておりますか。

◇答弁
教育課長 加納雅也
まず1点目の「七宗小学校の校舎の改修状況」についてですが、七宗小学校改築工事は、令和7年七宗町議会第2回臨時会で請負契約の締結について議決をいただきましたので、速やかに本契約の締結を地元区長様及び近隣住民の方々にご説明させていただき、令和8年3月6日を工期として現在施工中であります。工事の状況については、旧中学校の施設を小学校用に改築するため、当初の計画どおり、児童教室の増室や特別室等の変更、手洗いコーナーの増設、階段手すりの付け替えなど、子どもたちが活動しやすいように改修を行っております。
また、進捗状況についても、設計監理業者と施工業者が綿密な打合せを実施し、順調に進んでおります。引き続き、安全で正確な施工により、来年度の開校に向け、適切な時期の完成を見込んでおりますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、2点目の「児童の通学について、スクールバスの運用方法やバス停等は中学生と共有できるか」についてですが、令和7年度からの中学校統合、令和8年度からの小学校統合に伴い、学童輸送についてはスクールバスのみでの対応は不可能であることから、町営バスとスクールバスを合わせて路線やダイヤの再編を行いました。スクールバスとしては、川並スクール線と葉津スクール線を新設しており、町営バス杉洞線、間見線、神渕循環線と合わせ、児童の通学に支障が出ないように編成をしております。
また、スクールバスにおいても、町営バスのバス停を中学生と共用で利用します。なお、町営バスで通学する小学生については、中学生だけでなく一般の方とも共用となり、多くの方の相互扶助により総合的に安全・安心な通学を確保してまいります。
続きまして、3点目の「緊急時における受渡し方法、帰宅できない場合に校舎で宿泊を想定しているか」についてですが、警報の発令や集中豪雨、道路交通規制等の緊急時について、学校に登校後の児童は原則学校待機としています。状況により、学校長と教育委員会の判断で帰宅させる場合には、各学校の緊急メールで保護者へ連絡し、学校まで車で迎えに来ていただき、引渡しを行います。学校に長時間または夜間まで待機することになる場合は宿泊も考えられるため、運動場に設置してある防災備蓄倉庫から飲料水、非常食、毛布を提供できるよう配備してあります。また、役場職員を配置し、万全の体制を整えます。
最後に、七宗小学校においては、来年度の開校に向け、学校、保護者、地域の皆様にご協力をいただき、準備を進めております。

◆質問者の所見
学校の開校に向けて着々と準備を進めておられるようで幾らか安心をしたわけでございますが、1点気になりますのは、質問ではございませんが、来年度4月からは小学校が統合し、それに伴いまして、当然のごとく、学校事業やPTA活動等で保護者、関係者の方々も今の生活圏から少し離れ、慣れない道路を利用する方がおられると思います。平時のときには問題ないと思いますが、先日の台風の影響や、様々な要因で今後も道路が閉鎖されたり、規制されることがあると思います。
その時々の安全な迂回路の案内ができるよう、関係機関との連携や町内の細やかな情報が取得できるよう、地域の方々にも協力をお願いしながら、安全に児童生徒の引渡しができるよう、統合まであと半年、予想外、想定外がないよう、今後ともまた準備を進めていただきたいと思います。