- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県富士市
- 広報紙名 : 広報ふじ 令和7年10月1日号
皆さんの納めた税金が、この1年間でどのように使われたのかを確かめてみましょう。
■歳入 年度内に入ったお金

◆歳入の約4割は市税
歳入の約40パーセントは、市民・企業の皆さんに納めていただいた市税です。令和6年度の市税の決算額は約470億円で、前年度と比較して約8億円の減となっています。
これは、多くの企業で業績が好調だったことにより法人市民税が増となった一方、定額減税による個人市民税の減がそれを上回ったことが主な理由となっています。
◆市税の内訳

◆富士市の財政状況
▽経常収支比率
市税など毎年度収入される財源のうち、義務的な経費など、毎年度支出される経費に充てた割合
横ばい 90.4%→90.3%
経常経費、経常一般財源ともに増加したものの、経常収支比率は横ばいとなりました。
▽将来負担比率
自治体が将来支払う可能性がある負債の財政規模に対する比率
改善 63.8%→59.8%
新病院建設基金など充当可能基金の増により、改善しました。
また、早期改善化基準である350・0パーセントを大きく下回っていて、健全な財政状況となっています。
▽一般会計の市債残高
自治体の借金の残高
悪化 754億円→785億円
総合体育館の建設事業に伴い、新規借入額が大幅に増となったため、増加しました。
■歳出 年度内に使ったお金

◇歳出は民生費が最多
歳出は、目的別に見ると、子育て支援や福祉関係の費用である民生費が37パーセントを占め、最も多くなっています。
これは、障害者自立支援費や児童手当などの扶助費が増加したことなどによります。
次いで、教育費が15・6パーセントとなり、総合体育館の建設や体育施設の緊急補修事業を実施したことなどによります。
◇歳出を年間の市民1人当たりの金額に換算してみると…(前年度比)
・民生費 16万5,105円(+7,818円)
・教育費 6万9,699円(+1万5,106円)
・総務費 4万7,861円(+5,533円)
※令和7年4月1日時点の人口(24万5,514人)を基に計算しています。
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