くらし 南部土地区画整理事業 「新たな都」が完成

焼津市南部土地区画整理組合が昭和62年度から進めてきた区画整理事業が約38年をかけ完成し、災害に強く、安全・安心で快適な魅力ある新市街地に生まれ変わりました。

■Point 4つの「向上」で、安全・安心で快適な魅力ある住環境を創出
主要幹線道路の整備による交通ネットワークの形成や、準用河川「前の川」の改修をはじめとする治水対策、多くの利用者でにぎわう石津西公園を含む11カ所の公園整備などの公共施設整備が完了し、災害に強く、安全・安心で良好な住環境が整った街が形成されました。

▼宅地利用の向上
○区画道路整備による「良質な市街地の形成」
商工業地と住宅地をバランス良く配置し、道路幅は最低6メートルを確保。石津西公園を中心とした自転車歩行者専用道路を整備することで、安全性や住みやすさが向上し、快適な宅地が形成されました。

▼住みやすさの向上
○移動の円滑化など生活を支える「道路の整備」
県道静岡焼津線、小川島田幹線、焼津駅道原線など幹線道路を中心とした道路網の整備により、利便性が向上し、安全で快適な街に生まれ変わりました。

▼災害に対する安全性の向上
○水害から地域を守る「河川・水路の整備」
準用河川「前の川」の付け替え改修や雨水幹線の整備が完了して以降、台風など大雨の際にも浸水の発生はなく、治水安全度は格段に向上。安心して暮らせる環境が整いました。

▼住環境の向上
○良好な住環境を形成する「公園の整備」
石津西公園「みなく~る」をはじめ11カ所の公園の整備により、住環境の向上だけでなく、健康増進や地域コミュニティの活性化にもつながりました。

■Point 区域内の人口が2倍以上に増加・経済波及効果は約874億円
区域内人口が、事業開始前(3,988人)と比較し2倍以上(8,299人)になったほか、若者世帯の増加など経済波及効果は約874億円です。

▼若者世帯の定住が増加
住環境の向上により若者世帯の定住が増え、区域内の人口は8,299人となりました(今年4月1日現在)。
出生者数が死亡者数を上回る状態が長期にわたり継続して、直近10年間では年平均23.2人自然増しています。
また、県の経済波及効果分析ソフトにより、経済効果は約874億円と試算されています。

〔表〕区域内人口・自然動態の推移

■事業完成記念式典を開催
11/2(日)、石津西公園「みなく~る」で記念式典を開催し、関係者と地元住民の皆さんで完成を祝いました。

問合せ:区画整理課 土地区画整理事務所
【電話】627-9413