健康 出張版 病院広報誌 ひだまり Vol.23

■RSウイルス母子免疫ワクチン 接種の検討を
RSウイルスは、生まれて間もない赤ちゃんが感染すると重い症状を引き起こすことがあります。妊娠中にRSウイルスのワクチンを接種することで、赤ちゃんを守ることができます。
生まれてくる赤ちゃんのために、ぜひ予防接種をご検討ください。

▼RSウイルス感染症とは
生後1歳までに50%以上、2歳までにほぼ100%が感染するウイルスで、乳幼児における肺炎の約50%、細気管支炎の50~90%がRSウイルス感染症によるとされています。発症すると発熱や鼻水などの一般的な風邪症状が出ますが、特に生後6カ月未満で感染すると重症化することがあります。特効薬はなく、基本的には酸素投与や点滴などが行われます。
国内では、毎年約12~14万人の2歳未満の乳幼児がRSウイルス感染症と診断され、約4分の1(約3万人)が入院となっています。月齢別の入院発生数は、生後1~2か月時点がピークです。

▼RSウイルス母子免疫ワクチン
昨年から、妊婦を対象とした「RSウイルス母子免疫ワクチン」の接種が始まりました。当院でも接種が可能です。対象の人はぜひご検討ください。
○当院で接種する場合
対象:通院する妊婦
時期:出産予定日から14⽇以上前の検診時
※特に妊娠28~36週の接種を推奨。
回数:1回
費用:自費(税込み約3万円)
※当院以外に通院していて気になる人は、かかりつけの産科医師にご相談ください。

▼出前講座のご案内
当院医療職が各所に出向いて講座を行います。
開催を希望されるグループや団体からの問い合わせを随時受け付けています。詳しくは問い合わせてください。
対象:市民で構成するグループや団体、企業など(概ね10人以上の参加が見込まれる学習会)
開催時間:1講座1時間程度
会場:原則として志太榛原地域内
※会場の確保や使用料の負担、開催の準備などは、依頼者が行ってください。
費用:講師料無料
※会場費、資料の印刷代や材料費などの講座に必要な実費や講師旅費は、依頼者負担です。
テーマ(例):
・救急処置について
・がんについて
・高血圧について
・不妊症治療について
など
※講師の勤務の都合により、要望に添えない場合があります。

問合せ:病院総務課 管理担当
【電話】623-3111(代)

問合せ:市立総合病院 病院経営戦略課
【電話】623-3111(代)