くらし 久保田市長の全力投球 第45回

■掛川モデル防潮堤事業と防災対策
一期目の市長任期がまもなく終わろうとしています。この四年間、市民のみなさまの安全・安心のために、さまざまな政策に取り組んでまいりました。中でも特に印象に残っているのが、掛川市の沿岸10キロで進めている「掛川モデル海岸防災林強化事業」です。

■防潮堤の完成が間近に
この事業は、沿岸部に防潮堤を建設するものです。また、併せて海岸防災林強化のため、時ノ寿の森クラブやボランティアと連携し植樹を行っています。現在、進捗率は84%を超え、来年度末には掛川市施工分が当初の予定より2年前倒しで完成する見込みです。防潮堤の建設には、多大な時間と費用がかかることが課題でしたが、建設に使用する盛土を、国土交通省浜松河川国道事務所、静岡県やスズキ(株)様などからご提供いただくことで、大幅な時間短縮と費用削減を実現することができました。

■鈴木修前会長との思い出
特に、昨年末に逝去されたスズキ(株)の鈴木修前会長には、牧之原工場の用地拡張で発生する土砂をご提供いただくようお願いしたところ、快くご承諾いただきました。晩年は筆談での会話となりましたが、常に温かい励ましのお言葉をいただき、感謝の念に堪えません。

■大船渡火災への支援
先月、岩手県大船渡市で大規模な火災が発生したため掛川市でもふるさと納税を通じた支援を行いました。私はこの地域の震災復興にもかつて携わり、自然災害から市民の命を守ることの重要性を改めて痛感しました。

これ以外にも、高校生までの医療費完全無償化や、「たまりーな」の大型室内遊び場「みろっこ」の整備など、さまざまな政策に取り組んでまいりました。今後も、市民のみなさまの声をしっかりと受け止め、安全・安心で住みやすい掛川市の実現に向けて、全力で取り組んでまいります。