くらし 空き家に関する情報を毎月お届け! かけがわ「空き家ノート」No.8

■「空き家」×「アート」
空き家や空き茶工場、耕作放棄地がアーティストの活動や作品発表の場として活用されている事例を紹介します。
原泉アートプロジェクトでは、原泉地区で空き家などを滞在制作の場として国内外のアーティストに提供し、地域や自然を感じながら現代アートを体験するイベントを実施しています。今年も11月6日(木)から30日(日)に8回目となる「原泉アートデイズ!」が開催されます。

OPEN:10:00~16:00
期間中の木~日曜日のみ

◇空き家など活用者にインタビュー
Q原泉地区で空き家などをアート活動の拠点としようと思ったきっかけは何ですか?
さくら咲く学校で教室兼アトリエを構えていた現代美術家の中瀬千恵子さんと出会ったことで、使用していない茶工場などを生かし、多国籍でさまざまな世代の人が集まるアート活動の場を作りたいと思ったことがきっかけです。

Q空き家を活用したことで地域の変化を感じることはありますか?
自分たちの活動を応援してくれる人や関わってくださる地域の方が増え、つながりを感じます。展覧会をきっかけに空き家だった場所に世代を超えて集まる機会も生まれました。
アートを通じて原泉の魅力をさらに広げていきたいです。

Q空き家を活用したイベントなどで気を付けている点は何でしょうか?
地域の方の支えがなければできなかったので、地域の方の理解を得ながら進めていくように心がけています。

原泉アートプロジェクト代表/ディレクター
羽鳥祐子さん

◇海外アーティストにインタビュー
Q空き家をアートの拠点とする魅力や利点を教えてください。
アートとアーティストを地域社会に一体化させるとともに、放置される可能性のある建物を保存する相互に有益な協力関係だと思います。

Qどのような場所やどのようなときに、アート活動に集中できますか?
交流などをして過ごすときと一人きりの空間のバランスが取れているときに集中できます。
また、生活圏内にスタジオや展示スペースがあるとよいです。

アメリカ人アーティストのモス・バスティールさん

・空き家の相談は、かけがわランド・バンク【電話】64-3121(平日9時~16時)まで

問合せ:くらしデザイン課
【電話】21-1209