その他 御殿場市制施行70周年記念特集 ”象徴”(シンボル) に込められた想い (1)

御殿場市は、2月11日に市制施行70周年を迎えます。今回は、市の歩みの中で生まれた市の象徴とも言える紋章、市歌、市の鳥・木・花、市民憲章と、市制施行70周年を記念して開催するイベントの一部を紹介します。

【御殿場市市歌】


大いなるかな 富士の心
豊かなるかな 富士の姿
日本の象徴 嶺(しづ)めの山の
生命(いのち)を永遠(とわ)に 継ぐもの我ら
集いて成せば いよよ栄えん
栄えんいよよ わが御殿場市


湧くや真清水(ましみず) 野地(のじ)に里に
花の広野(ひろはら) 鳥は群れて
平和の楽園 観光都市が
新たに築く 産業文化
手をとり共に 力協あわせむ
協せむ力 わが御殿場市


長尾の峰の みどり深く
清き谷川 絶えず流る
うつくし国立 青年の家
未来の空の 朝霧晴れて
歌声いざや 高く讃(たた)えむ
讃えむいざや わが御殿場市

▽こちらから歌が聴けます
市公式YouTube
※広報紙P.3に二次元コードを掲載しています。

◎市の鳥 くろつぐみ
◎市の花 富士桜
◎市の木 けやき

(1)紋章 (昭和30年制定)
市誕生にあたり「一目して御殿場市を表徴するものであること。」を条件に一般公募を行い、昭和30年2月11日、市制施行記念式などの開催に合わせ発表されました。市内の大学生が作成したもので、市を取り巻く富士山と箱根の山々を御殿場の頭文字「G」で表しています。旗で使われる際は、火山地帯に多い玄武岩の色にちなみセピア色とされています。
合併により広域化した市のイメージにふさわしいものとして、市誕生時から親しまれています。

(2)市歌 (昭和35年制定)
市制施行5周年を記念して制定されました。富士山と共に歴史を重ね、未来の繁栄に向けて歩んでいこうという想いが込められています。
作詞者の佐佐木信のぶつな綱氏は、歌人・国文学者として大きな功績を残し、文化勲章を受章しています。
作曲者の信時潔(のぶとききよし)氏は、市歌などの団体歌や校歌などを1,000曲以上手掛け、唱歌「一番星みつけた」の作曲者としても知られています。
なお、神山小学校の校歌もこの両名により制作されました。

(3)市の鳥-くろつぐみ- (昭和43年制定)
当市での第1回静岡県野鳥愛護のつどいの開催に合わせ、くろつぐみ、ほととぎす、めじろなど7種類の候補の中から一般投票で選ばれました。
くろつぐみは県内では富士山麓に最も多く生息し、美しい声で鳴き、オスとメスが共同で子育てを行うことなどで知られています。市が誕生した頃は、市内のいたるところで鳴き声が聴こえたとも言われています。
全国で2番目に早く制定されたと報じる当時の報道記録も残されています。

(4)市の木-けやき- 市の花-富士桜- (昭和47年制定)
市制施行17周年の記念事業の一環として、一般公募を行い制定されました。
けやきは大黒柱として多用されるなど、大きく、たくましく成長する姿が発展していく市の姿を象徴するものとして選ばれました。
富士桜は御殿場実業学校(現在の御殿場高等学校)初代校長が発見・命名し、富士山麓に最も多く自生し、花が清純で気品があること、親しみやすく根付きが良いことなどから選ばれました。

(5)市民憲章 (昭和55年制定)
市制施行25周年の記念事業の一環として制定されました。より美しく、明るく、豊かなまちづくりを行うために市民が守るべき共通目標です。

わたくしたちは、朝に夕に麗峰富士を仰ぐ御殿
場市民であることに誇りをもち、かおり高い文
化都市への発展をめざしてこの憲章を定めます。
一 わたくしたちは、郷土を愛し、さわやかな緑のまちをつくります。
一 わたくしたちは、進んできまりを守り、安全で住みよいまちをつくります。
一 わたくしたちは、教養をたかめ、文化のあふれるまちをつくります。
一 わたくしたちは、たがいに助け合い、明るいまちをつくります。
一 わたくしたちは、心身をきたえ仕事にはげみ、豊かなまちをつくります。

問合せ:魅力発信課
【電話】82-4127