くらし こんにちは、教育長です

■へびのうわさ
賀茂地区の小・中学生の詩・短歌・俳句・文章を掲載している文集に「あすなろう」という冊子があります(多くの皆さんはご存じのことと思いますが)。教育長室の書棚にあった、かなり古い一冊をたまたま手に取って開くと、こんな詩がありました。

「へびのうわさ」
よるくちぶえをふくと、へびがくるっていううわさ、しってる?
でも、おとながつくったはなしなんだって。
こわくなくなったけど、やっぱりくるかもしれないよ。
はじめてこのうわさをきいたとき、ぞうっとしたよ。

平成10年(27年前)発行の102集に掲載された、当時浜崎小一年生の作品です。今は34歳くらいのお父さんになっているでしょうか。この「うわさ」がかわいらしくて思わずあちこちでちょっとした話題に使わせていただいてます。
私たちが子どもの頃は、親や祖父母、叔父叔母から「夜口笛を吹いてはいけません」とか「夜に爪を切ってはいけません」「朝の蜘蛛は殺してはいけません」などよく言われたものです。
ところで、この「あすなろう」は今年小学校が154集、中学校は137集の発刊になるそうです。
昭和24年(1949年)戦後の逆境期から高度経済成長期を経て現在まで「純真な子どもの目がとらえた賀茂の郷土誌そのもの」編集者は発刊に寄せてそう記しています。昭和24年の発刊当時賀茂地区には小・中学校合わせて58校(現在24校)ありました。子どもたちが何を見てどう感じ、どのように生きてきたか。時代を映し出す子どもたちの生活の息づかいが載せられた貴重な文集として76年間編まれ続けてきました。
私は、たまたま「へびのうわさ」を読みましたが、皆さんのご自宅にも古い「あすなろう」が静かに眠っているかもしれません。ありましたら手に取ってみてはいかがでしょうか。きっとむかし懐かしいふるさとの生活風景がよみがえることでしょう。