子育て メディカル通信

■これからの病児保育
認定病児保育スペシャリスト　木部(きべ)　すなお
地域の皆さんのご理解ご協力のおかげで、かるがも病児保育室は、オープンから8年目を迎えることができました。新規登録者の増加は緩やかですが、リピーターの方々の利用は安定しており、「利用してよかった、また利用したい。」といったありがたいお言葉をいただいています。
オープン当初から、病気のお子さんの利用が中心でした。感染症で数日間休まなければならないお子さんや、喘息などで安静が必要お子さんが主な利用者でしたが、最近では骨折などで集団保育に通えないお子さんも預かるようになっています。
今後の課題は、利用者のニーズをより広げることです。病気だけでなく、何らかの理由で集団生活を控えたいお子さんや、行き渋りなどで集団保育などに行けないお子さんにも対応できるよう、サービスの範囲を拡大していきたいと考えています。
さらに、地域の知名度が低い病児保育ではありますが、平日お勤めの保護者の方々の利用中心で、サービス業などで土曜日や早朝の利用を希望する方々のニーズに応えられていないのが現状です。これからは、地域の皆さんの意見や要望を少しずつ反映しながら、より多くの方々にとって必要なサービスを提供できるよう努力していきたいと思います。

問合せ先：下田メディカルセンター　かるがも病児保育室
【電話】25-2525