文化 萩市と下田市は姉妹都市提携50周年

~山口県萩市から担当者が届けます!~

■歴史と自然が息づくまち・萩市
~圧巻の自然美「畳ヶ淵(たたみがふち)」~

歴史情緒あふれる城下町として知られる萩市。「歴史のまち」としてのイメージが強いかもしれません。しかし、萩市の魅力はそれだけにとどまりません。実は、雄大な自然に囲まれたまちでもあるのです。今回ご紹介するのは、そんな萩市が誇る絶景スポットのひとつ、「畳ヶ淵(たたみがふち)」です。
畳ヶ淵は、阿武火山群のひとつ・伊良尾山(いらおやま)が火山活動をしていた頃に形成された地形です。伊良尾山の噴火によって噴き出した高さ1,000mを超える噴煙柱とマグマは、14kmにわたって溶岩流となり、やがて冷えて固まりました。その溶岩の名残こそが、現在の畳ヶ淵です。
山道を抜けた先に突如現れる畳ヶ淵の風景は、まさに自然がつくり出した芸術。河床には亀甲状の岩石が整然と敷き詰められ、まるで畳を敷いたかのような不思議な光景が広がります。川岸には、一辺約70cmの六角柱が垂直にそびえ立つ柱状節理が連なり、圧巻の景観をつくり出しています。木々の隙間から差し込む陽光が岩肌を照らし、幻想的な雰囲気に包まれるこの場所は、訪れる人々に深い感動を与えてくれます。
平成30年には、畳ヶ淵を含む「萩ジオパーク※」が日本ジオパークに認定されました。歴史に加え、地球の息吹を感じられる大地のダイナミズム。萩市の新たな魅力を、ぜひ現地で体感してください。

●萩市の市章
まちのシンボルでもある城下町の土塀の文様をモチーフにしている。

※ジオパーク:「地球・大地(ジオ)」と「公園(パーク)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球を学び、楽しめる場所。令和7年1月27日現在、萩ジオパークを含め国内に48地域のジオパークがあります。

問合せ先:企画課秘書広報係(河内庁舎2階)
【電話】22-2212