- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県御前崎市
- 広報紙名 : 広報おまえざき 令和7年9月号
■ウミガメの保護活動を体験
ウミガメ保護監視員から保護活動について学ぶ見学会が7月12日から21日にかけて5日間実施され、県内外から168人が参加しました。
参加者は朝5時に集合し、ウミガメ保護監視員と共に海岸巡視をしたあと、卵が移植されているふ化場を見学。21日には夜間にウミガメの産卵があり、産み落とされた卵の掘り起こしを見学することができました。
■生徒の安全な通学のために
市交通安全会と自転車軽自動車商業協同組合は、夏の交通安全県民運動の取り組みとして、7月14日と15日に浜岡中学校と御前崎中学校で通学用自転車点検を実施しました。
点検作業に参加した組合員は「定期的な点検が使用者の命を守ることにつながる。最寄りの自転車販売店などに持ち込んで点検を受けてほしい」と話しました。
■医療現場の仕事を模擬体験
看護職への理解を深めることを目的とした「高校生1日ナース体験」が、7月29日と30日に市立御前崎総合病院で実施されました。
近隣高校の2~3年生14人が参加し、施設の見学や先輩看護師との座談会、看護師の仕事体験を実施。参加者は「始めての体験に緊張したけど、看護師の仕事を知ることができた」と話しました。
■学校給食作りを親子で体験
学校給食センターで見学・模擬調理体験をするワクワク体験ツアーが8月5日に開かれ、市内の小学生親子69人が参加しました。
参加者は、調理員の説明のもと野菜洗浄などを体験し、約3,000食の給食ができるまでの過程を学びました。参加者の加藤百華さん(佐倉一区)は「しゃもじが重くて動かすのが難しかった」と話しました。
■知られざる虫の生態を学ぶ
実物の虫を見ながら、虫の奥深さを伝えるイベント「こんちゅうクンが御前崎市にやってくる!」が7月12日、市内小学生の親子18組を対象に開かれました。
磐田市竜洋昆虫自然観察公園の館長を務めるこんちゅうクン(北野伸雄さん)が講師となり、知られざる虫の生態を紹介。横山優菜さん(大山)は「身近な虫の知らない部分を知れて嬉しかった」と話しました。
■空手の形で全国大会に出場
県大会で準優勝の成績を収め、8月21日から24日にかけて開かれる「第25回全日本少年少女空手道選手権大会」に出場する第一小学校3年生の山本悠人さん(大山)が7月23日、下村市長に抱負を語りました。
初出場となる全国大会に向けて家でも練習を重ねる悠人さん。悠人さんは「全国大会でもメダルを獲得したい」と決意を新たにしました。
■地域を守る小中学生を育成
有事の際、地域で活躍する子どもを育成する「防災キャンプ」が、8月1日から2日にかけて比木体育館で開かれ、市内の小学5~6年生と中学2年生11人が参加しました。
参加者はポリ袋を活用した夕食作りや救急救命活動などを体験。中嶋佑さん(下比木)は「仲間と協力して助け合うことが大切だと感じました」と話しました。
■今シーズン初のふ化を確認
御前崎市の砂浜に産卵された絶滅危惧種アカウミガメの卵が8月14日、今季初めてふ化しました。
6月15日に保護した128個の卵から92頭の子ガメが誕生。ウミガメ保護監視員により海に放流されました。早朝6時ごろにふ化を発見した福田伸次保護監視員(東町)は「今年も無事にふ化を確認できて良かった」と笑みを浮かべました。