- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県名古屋市
- 広報紙名 : 広報なごや 令和7年2月号
【[政令市初(注)]ワンコインで複数の臓器を簡単にチェック!腹部超音波スクリーニング検査を開始2月1日から50歳以上】
ページID:183105
(注)同検査単体の受診に対して公費負担するのは、政令市初
・検診って費用が高いでしょ…
・元気だし、今は必要ないよね?
・めんどくさい…
そんなあなたも気軽に受けられる検査がスタート!
■超音波検査(エコー検査)ってなに?
体の表面に超音波プローブ(超音波を送受信する機器)をあてて、体内の臓器からはね返ってくる超音波を画像として映し出す検査
▽検査のおすすめポイント
体への負担が少なく気軽!
・痛みがない
・検査時間は約20分
・複数の臓器を一度にチェックできる
自己負担額500円
■どの部位を検査できるの?
▽肝臓
・血中の栄養を代謝
・アルコールなどの有害物質を解毒・排出
・脂肪の消化を助ける胆汁をつくる
見つかるかもしれない病気:肝腫瘍・脂肪肝・肝のう胞・肝硬変など
▽胆のう・胆管
・胆のう…肝臓でつくられる胆汁を一時的にためる
・胆管…胆のうにためられた胆汁を小腸に送る
見つかるかもしれない病気:胆のう・胆管腫瘍、胆のう・胆管結石、胆のうポリープなど
▽膵(すい)臓
・食物の消化を助ける膵液のほか、血糖値を調節するインスリンなどのホルモンを分泌
見つかるかもしれない病気:膵腫瘍・膵管拡張・膵石・膵のう胞など
▽脾(ひ)臓
・古くなった赤血球を処分、血液を貯蔵
・リンパ球・抗体をつくる
見つかるかもしれない病気:脾腫瘍・脾のう胞など
▽腎臓
・血液をろ過して尿をつくる
見つかるかもしれない病気:腎腫瘍・腎結石・水腎症など
▽その他
・腹部大動脈など
見つかるかもしれない病気:腹部大動脈瘤(りゅう)など
詳しくは市ウェブサイト
【URL】https://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000181952.html
■どんな判定が出るの?
・精検不要
・要経過観察
・要精密検査要精密検査となったら…
「異常(病気)がありそう」と判断されたことを意味します。本当に異常があるかを調べるため、必ず精密検査を受けましょう。
(注)本検査では病気が100%見つかるわけではありません。また、病気がなくても要精密検査と判定される場合もあります。骨や空気は超音波をほとんど通さないため、骨に囲まれた部位や奥深い位置にある臓器は全域を観察できないことがあります。特に膵臓は観察困難となる可能性が高い部位です。
■無症状のうちにチェック
市立大学病院肝・膵臓内科医師の加藤(かとう)さん
健康を守る第一歩を踏み出しましょう
症状がない方にも病気が隠れていることがあります。私たち医師は、症状が出る前の早期発見・治療を目指し、一人でも多くの方の健康を守るために全力で取り組んでいます。簡単で有益な検査ですので、皆さんぜひ受けてください。
■50歳以上の方はぜひお試しください
問診・腹部超音波検査を行います
料金:500円(免除制度あり)これまでは自費で数千円かかっていたのがお得に!
場所:市内の協力医療機関(約180カ所)。予約必要
協力医療機関の検索・予約は名古屋市健診(検診)総合サイト
【URL】https://758kenshin.city.nagoya.jp/
対象:市内在住で50歳以上の方(年度末3月31日時点の年齢)。年に1回(注)。治療中などの部位は対象外
(注)4月1日から翌3月31日に1回。ただし、令和6年度・令和7年度は令和7年2月1日から令和8年3月31日に1回
問合:
がん検診サポートセンター【電話】052-263-3120【FAX】052-263-3125
(健康福祉局健康増進課【電話】052-263-3124【FAX】052-263-3125