くらし 毎年12月3日から9日は障害者週間です。障害のある人もない人も、共に生きる社会をめざして

障害者週間をむかえるにあたり、「いま伝えたいこと」をテーマに、北区障害者基幹相談支援センター 荻野センター長にお話を伺いました。

◆「障害」はとても身近なものです
日本には人口の約9.3%、約1,164万人(注)の障害のある方がいます。この数は、障害者手帳をもっている方や病院に通っている方の数なので、実際に障害のある方はもっとたくさんいるとされています。
「障害」を個人に原因があるのではなく、社会との関係によって生じるものとする考え方を、障害の「社会モデル」といいます。年を重ねることで体の機能は衰え、突然の大きな怪我やストレスで心身の調子を著しく崩し、これまでできていたことが、できなくなることもあります。障害者週間では、「障害」は決して特別なものではなく、身近なものだと考える機会にしていただきたいと思います。
(注)厚生労働省「令和4年生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」より参照

◆「北区生活なんでも相談会」を是非ご利用ください
障害のある方もない方も、どなたでも、どんなことでも、ちょっとだけでもご相談ができます。開催日時と場所は、毎月の広報なごや北区版の各種相談に掲載されています。詳しくは、北区障害者基幹相談支援センターまでお問い合わせください。

○これまで受けた相談(一例)
高齢の方(親)と障害のある方(子)の今後の生活について
通販などの定期購入や会員を解約できない
収入が少なくなり、家賃が払えなくなりそう

○障害者基幹相談支援センターとは
名古屋市が委託した団体が運営しており、福祉サービスの利用や各種制度の活用に関することなど、さまざまな相談に応じる身近な相談窓口です。

問合:北区障害者基幹相談支援センター(田幡1-11-31)
地下鉄名城線「黒川駅」1番出口より、徒歩5分
【電話】052-910-3133
【FAX】052-916-3665
→北区障害者基幹相談支援センターウェブサイト