健康 【特集】もっとずっと健康に!今日から始める健幸づくり(1)

近年、生活様式の変化により、外出することなく買い物や遊び、仕事ができるようになるなど生活が便利になる一方で、体を動かす機会が減少しています。また、学校や保育園などでは、子どもの体力や筋力の低下による、けがの増加が心配されています。
今回の特集では、日常生活の中に運動を取り入れるちょっとした工夫や、運動を楽しむためのヒントなどを紹介します。自分に合った「これならできそう!」を見つけてみましょう。詳しいことは、保健センターへお問い合わせください。
【電話】0533-95-4803

■「運動」と「時間」
運動は、心身の健康を保ち、生活習慣病を予防するために欠かせない大切な要素とされています。令和5年に行った市民アンケート調査によると、1日合計30分以上の運動を日常的にしているかという質問に、していないや、月に1日程度以下と答えた人のうち約半数が、「運動を始めたい、または増やしたい」と考えていることが分かりました。そのうち、運動を増やす上で必要なものは、「時間」と答えた人が最も多い結果となりました。時間がなくてなかなか運動できない人は、日常生活の中で、自分に合った運動を増やすためのヒントを見つけてみましょう。

■「歩く」という運動
あなたは、自分が1日どれだけ歩いているか知っていますか。令和5年の市民アンケート調査によると、47・7パーセントの人が、自分の1日の平均歩数を知らないと回答しています。スマホには持ち歩くだけで歩数を記録する機能があり、自分の歩数を簡単に知ることができます。自分の歩数を知ることで、客観的に運動量を把握でき、もう少し歩こうという意識の向上につながります。
また、歩く姿勢や速さを意識することで、歩くという移動の手段が、下半身の筋力アップや血行促進などにつながる他、ストレス解消にも効果的です。

■教えて!健康づくりリーダーさん
◇正しい歩き方
まずは正しい姿勢から正しい姿勢で歩けば、運動量が自然とアップ♪
・腕を大きく振る
・かかとから着地する かかとから着地して、腕を前後に大きく振りましょう
・背筋を伸ばして背筋を伸ばし、軽くあごを引き、やや前方を見ましょう
・視線はまっすぐ遠くを見て!

■いつもの生活にちょい足しポイント
毎日していることに、一工夫することで運動効果が高まります!

◇運動量が増加
階段を一段飛ばしで上る

◇猫背を改善
仕事の休憩中に肩のストレッチ

◇下半身の筋力アップ
歯磨き中にもも上げ

◇血行促進・むくみ解消
お風呂の中で足裏・足指のマッサージ

■運動量を増やすアイデア
◇回数を増やしてみる
買い物などの外出や人と会う機会、掃除の回数を増やしてみましょう。

◇少し遠くまで足を延ばす
普段の散歩コースを少し変えて遠くまで行ったり、回り道をしたりして歩く距離を延ばしましょう。

◇いつもと違う場所へ
季節の花や自然を楽しみながら、山や海に出かけたり、町内会や地域の運動サークルに参加したりするのも良いでしょう。健康体操自主グループを知りたい方は、市ホームページを確認してください。