- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県碧南市
- 広報紙名 : 広報へきなん 2025年10月号 №1971
■令和6年度決算は全国の公立病院の約9割が赤字、市の病院事業も赤字に
新型コロナウイルス感染症関連の補助金の減少、人事院勧告に伴う給与費の増加、物価高騰による材料費の増加など公立病院を取り巻く環境は大変厳しく、令和6年度決算においては全国の公立病院の約9割が経常収支で赤字になりました。
※全国自治体病院協議会が行った「会員病院の令和6年度決算状況調査」の結果による
市の病院事業会計における、令和6年度の収益は70億9,988万円、費用は85億396万円で、14億408万円の赤字となりました。入院・外来患者数及び診療単価の増加によって医業収益が増加した一方で、ほかの公立病院と同様に、給与費や材料費の増加によって医業費用も大幅な増加となりました。
■収益・費用の内訳(金額は全て1万円未満四捨五入/端数処理の関係で合計が一致しない場合あり)
繰入金:一般会計から繰り入れたお金
補助金:国や県などから交付を受けた補助金のお金
給与費:医師や看護師などの職員に支払う給料や手当などのお金
材料費:診療に使う薬品や診療材料などのお金
経費:病院を経営するためにかかる光熱水費、賃借料、委託料などのお金
研究研修費:職員の研究や研修などにかかるお金
医業外費用:医業費用(給与費、材料費、経費など)以外のお金
■延べ患者数・診療単価の推移
入院延べ患者数(退院含む)は68,027人(1日平均186.3人)で前年度に比べ1,113人の増、外来延べ患者数(時間外含む)は140,550人(1日平均578.5人)で前年度に比べ925人の増となりました。また、入院患者一人当たりの診療単価は58,412円、外来患者一人当たりの診療単価は13,983円となりました。
問合せ:市民病院医事経営課
【電話】48-5050