健康 市民病院ハナちゃん通信

■11月は薬剤耐性(AMR)対策推進月間です
風邪を引いたからと抗菌薬をもらいに病院に行っていませんか?そもそも風邪などウイルスによる感染症に抗菌薬は効きません。抗菌薬は細菌に対して効果があるもので、不適正な使い方により、その抗菌薬が将来効かなくなることがあります。今、世界中で抗菌薬の効かない耐性菌が増加しています。
感染症を引き起こす微生物に対して薬が効かなくなることを「薬剤耐性」と呼び、英語でAntimicrobial Resistance=AMRと略されます。このまま何も対策をとらない場合、2050年には1000万人の死亡が想定されています。これは現在世界の死亡順位1位の悪性腫瘍による死亡者数を超えるといわれています。そのため、国は毎年11月を「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」として定め、様々な啓発を行っています。

■「学ぼう、知ろう、取り組もう~薬剤耐性~」
今年は、薬剤耐性(AMR)についてのポスター展示やリーフレットの配置をします。
リーフレットを見ていただき、「知らなかった」「言われてみれば」「ついつい…」など、疑問の解決や新たな発見が得られると思います。皆さん一人ひとりの力でできることもあります。一緒に薬剤耐性(AMR)について考えてみませんか?
日時:11月4日(火)~7日(金)
場所:市民病院

問合せ:市民病院感染制御室
【電話】48-5050