- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県西尾市
- 広報紙名 : 広報にしお 2025年11月号
■新たなごみ焼却施設の建設
ごみ処理に伴うダイオキシン類の排出や焼却にかかる費用の削減、施設の老朽化などの理由から、西尾市クリーンセンターのごみ焼却棟に代わる新たなごみ焼却施設の建設を進めています。稼働開始は令和12年で、建設予定地は現施設の敷地内。「愛知県ごみ焼却処理広域化計画」を基に、岡崎市八帖クリーンセンター1号炉と西尾市クリーンセンターを集約します。
■ココがすごい!焼却施設の概要
新たな焼却施設は、事業者が設計・建設に4年半、運営を20年にわたって実施する公設民営(DBO)方式で実施。現施設よりも、厳しい排出基準を定めているため、ごみの焼却で出た空気が今よりもきれいな状態で排出されます。また、ごみの焼却により発生するエネルギーを活用して発電し、隣接するホワイトウェイブ21への電力の供給も可能。災害時でも供給された電力を使って、風呂に入ることもできます。
施設の整備・運営などを合わせて、約501億円かかる見込み。クリーンなまちの実現に向けて、皆さんのご理解とご協力をお願いします。
■小さな一歩が大きな減量へ
1人1日当たりの家庭系ごみ排出量が、5年度実績で9年続いた県内ワーストを脱却した西尾市。しかし、少しくらい良いやと、ごみを出す量が増えると、また県内ワーストに戻ってしまう可能性もあります。新たな焼却施設ができることで、処理能力が上がったとしても、ごみの減量は不可欠。ごみの量が少なくなれば、焼却する際に発生するCO2を削減できたり、施設の延命化にもつながります。
8年4月から始まるプラスチック使用製品の分別やリユースなどを通して、さらなるごみ減量に皆さんで一緒に取り組みましょう。
西尾市長 中村健
