- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県尾張旭市
- 広報紙名 : 広報おわりあさひ 2025年11月号
PICKUP 01
本市の公共施設の使用料は、20年以上大きな見直しを行っておらず、施設の維持管理やサービス提供を継続することが難しくなってきているため、見直しを行います。
そこで、今回の見直しの背景や内容、今後の運営について紹介します。 ID:45257
■使用料見直しの背景
光熱水費や人件費、修繕料など、施設管理にかかる費用(維持管理コスト)は増加しています。令和6年度の維持管理コストは約7億円。利用者からの使用料収入は約1億円で、維持管理コストの約17%となっており、残りの83%は、施設を利用しない市民の皆さんも負担する税金などで賄われている状況です。
施設を利用する人と利用しない人との負担の公平性のバランスを図りつつ、今後も安全安心に施設を利用していただくため、使用料を見直します。
使用料(使う人が負担)…17%
税(使わない人も負担)…83%
■改定後の使用料の考え
維持管理コストの半分は利用者、半分は税金などで賄うことを基本として使用料を算定しています。
算定式:使用料 = 原価(維持管理コスト)×部屋の面積割合×受益者負担割合(50%)
ただし、使用料の急激な上昇を緩和するため、改定後の使用料は現在の、おおむね1.2倍までとしています。現行の使用料が据え置きや減額となる部屋もあります。
■使用料見直しの対象施設と見直し内容(一例)
その他見直し内容の詳細はホームページで

■趣味・教養的活動団体などに対する半額減免の廃止
半額減免は、平成20年度の減免制度見直しの際に、一部の趣味・教養的活動団体に対して、経過措置として設定した制度です。制度開始から15年以上が経過し、施設を利用する人と利用しない人との負担の公平性のバランスを図る必要があるため、今回の使用料の見直しにあわせて廃止します。※公益的な活動に対する全額免除の制度は、継続します。
■今後について
施設の魅力向上による利用者の増加や、維持管理コストの縮減など、効率的な運営に努めるほか、安心して施設を利用していただけるよう、適切な維持管理を行います。
使用料についても、定期的な見直しによる適正化に努めます。
ご理解、ご協力をお願いします。
問合せ:財政課
【電話】76-8113
