くらし 市長の部屋

秋冷が爽やかに感じられる好季節食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋…
皆さまは、どんな秋をお過ごしですか。
10月に入り市内各地では、五穀豊穣を願う秋まつりが行われます。あらためて五穀豊穣とは、「こめ、むぎ、あわ、きび、ひえ」の五穀が豊かに実ることを意味する言葉です。
現在の食文化において、馴染みのない穀物は「あわ、きび、ひえ」ではないでしょうか。その名前の由来は、あわは“味が淡いから、あわ”と呼ばれ、縄文時代に栽培が始まり、麦よりも珍重されていた、古代食の主役。
きびは、実が黄色きことから“黄実(きみ)が転じて、きび”と呼ばれ、独特の甘みを持ち、桃太郎伝説に登場するキビダンゴはきびで作られた団子。
ひえは“冷えに強いから、ひえ”と呼ばれ、土壌も選ばず寒さにも強い超優等の古代食。
私は、外食などで白米か雑穀米を選択できるときは、健康に良いイメージがある「あわ、きび、ひえ」などが入った雑穀米を選びます。
結びに、秋が深まりゆく季節、お身体にはくれぐれもお気を付けください。