- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県弥富市
- 広報紙名 : 広報やとみ 令和7年12月号
■がん検診
ID:1005986
●集団検診(バス検診)
保健センターおよび検診バスにて集団検診を実施します。一度に複数の検診を同時に受けることができます。
申し込み方法:〈電話・窓口予約〉平日午前8時30分~午後5時
申込期間:各検診日の10日前まで(土・日曜日、祝日を除く)
※ただし定員に達した場合は、申込期間内でも申し込みを締め切ります。
日程:料金や注意事項は、広報やとみ6月号や市ホームページなどでご確認ください。
(10月24日現在)

○:空きあり
△:残りわずか
×:満員
※1:協会けんぽ愛知支部(被扶養者)の特定健診と市のがん検診を同時に受診できます。
申し込み方法など詳細は、協会けんぽからの案内をご覧ください。
問合せ:市役所健康推進課
【電話】内線315・316
■予防接種はお済みですか

※対象の方には予診票を郵送しています。紛失された方や転入の方は、母子健康手帳を持参の上、市役所健康推進課までお越しください。
■令和7年度高齢者肺炎球菌予防接種について
◇対象者
(1)65歳の方(66歳のお誕生日前日まで接種ができます。)
(2)60歳以上65歳未満の方であって、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障がいのある方(身体障害者1級程度)
※既に肺炎球菌ワクチン(ポリサッカライド)の接種を受けたことがある方は対象外となります。
※(2)に該当され、接種を希望される方は、市役所健康推進課へお問合せください。
65歳を迎えられた方に、順次個別通知でご案内をします。
誕生日の翌月上旬に発送をします。
■歯と口の健康講座 12月号 その520
◇ネット依存と子供の歯の健康
永久歯のむし歯になるリスクが一番高いといわれるのは、学齢期(満6歳以後の9年間)です。富山大学学術研究部医学系疫学健康政策学講座で2018年に富山県内の4~6年生の小学生13,413名を対象に、むし歯に関する調査研究を行いました。
その結果、生活習慣との関係では、「朝食を食べない」「遅い就寝」「歯みがき回数が1日1回以下」「家庭でメディア利用のルールがない」「ネット依存」に該当する児童でむし歯の割合が増え、とくに男子ではネット依存、女子では就寝時間が遅くなるにつれてむし歯の割合が階段状に高くなりました。
むし歯になりやすさと「ネット依存」との関連が注目されますが、むし歯リスクが高くなる理由にはゲームや動画に長時間を費やすことでジュースや甘いお菓子を食べる機会が増えること、さらにはゲームやSNSを長時間利用することによる心理的なストレスや負担などから唾液の免疫機能が低下することなどが挙げられています。スマホやパソコンに熱中するあまり、歯みがきがおろそかになる可能性も否めません。
また、ネット利用に関連して、「メディア利用のルールがない」家庭の児童にむし歯が多い傾向があり、食事やおやつの内容、歯みがき習慣などと同様に、生活全般について親の目が行き届いているかどうかの一端を表しているのではないかと思われます。
むし歯は生活習慣によって防げる疾患です。お子さんのネット利用が当たり前になった今、毎日の朝食摂取、早い就寝、1日2回以上の歯みがきといった規則正しい生活習慣に加えて、家庭でメディア利用のルールをもつことがむし歯予防の一環として重要だといえそうです。
(海部歯科医師会)
