スポーツ とうごうトレンド「今、この人に会いたい!」

今、東郷町でキラリと輝いている人にフィーチャー!

“バイクと一体化して風になる。挑戦の過程を将来への糧に”

モトクロス国際B級ライダー
南山大学外国語学部英米学科3年生
佐藤太亮(さとうたいすけ)さん

オフロードの周回コースで、速さと技術を競うオートバイレース「モトクロス」。自然の地形やジャンプ台などを利用した起伏のあるコースを専用バイクで走り、制限時間内に最も多くの周回を重ねた人が勝者です。昨年の全国大会で、NB(国内B級クラス)で優勝し、現在IB(国際B級ライダー)の佐藤太亮さんです。

■ミスなく走り、体で跳ぶ!コンマ1秒の世界で勝負
大学で学びながらラグビー部に所属し、モトクロスのライダーでもある佐藤太亮さん。
「物心ついた頃からモトクロスのバイクに乗り、毎週各地で練習していました。同世代の層が厚く、ライバルでもある友達ができた楽しさと、負けたくないという思いで夢中でした」
集中力が必要なモトクロスは、一度のミスが後に響きます。
「ミスなく保てるよう、瞬きを忘れることもあるほどです。一方で、体全体でサスペンションを使い、スキージャンプのように体を引き上げてジャンプして、風を切る爽快感は格別です」
9月に開催される「全日本モトクロス選手権シリーズ2025」で、IA(国際A級クラス)昇格を目標に掲げて練習中。
地元の工務店「住工房」がスポンサーとしてサポートします。
「人に支えられて今があります。この挑戦を、社会に出る時の糧にしたいと思っています」

■私の元気のモト
同じ学部に在籍する、アメリカやドイツ、コロンビアからの留学生と過ごす時間を大切にしています。ホームパーティーを開いたり、名古屋城などに出かけ、英語でのコミュニケーションを楽しんでいます。

■Profile
佐藤太亮(さとうたいすけ)
東郷町出身。モトクロス好きの両親の影響で4歳からスタート。キッズライダーとして活躍後、中学卒業を機に競技から離れ、高校・大学ではラグビー部に所属。2年生春に再開。バイクはHONDA CRF450R。