講座 第2期東浦町いきいき健康プラン21 シリーズ(1)

「健康でいきいきとした自分づくり家庭づくりまちづくり」
■みなさん、朝食は食べていますか?
◆若い人ほど朝食を食べていない⁉
第2期東浦町いきいき健康プラン21のアンケート結果から朝食を食べない年齢層とその理由は?
栄養・食生活(食育を含む)の分野において、「朝食を食べますか」という質問に対して、全体では「ほとんど毎日食べる」の割合が最も高くなっていますが、成人期(20~39歳)で「週に4~5日食べる」や「ほとんど食べない」の割合が他の年代よりも高くなっています。
プラン策定時には成人期の「朝食を毎日食べている人の増加」を目標としており、目標値を85.0%にしていましたが、今回の結果では74.3%と目標値には届きませんでした。
成人期は仕事や家庭等の環境変化もある世代で、「お腹がすかない」「時間がない」などが朝食を食べない理由にあるようです。
◇朝食を食べますか?

◆朝食を食べる4つのメリット
朝食は1日の始まりにとても大切です。忙しい朝だと思いますが、朝食習慣を身に着けて、元気な毎日を送りましょう。
◇メリット(1)エネルギーの補給
朝はエネルギーが少なくなって体温も低い状態です。朝食をとることで熱が作られ体温が上がり、代謝も上がることで朝食の栄養をしっかり吸収されるため、元気に活動することができます。
◇メリット(2)集中力と注意力の向上
朝食を食べることで、脳に必要な栄養素とエネルギーが供給され、集中力などの認知機能が向上します。特にバランスの良い朝食は、脳の機能をサポートし、注意力を維持するためにも重要です。
◇メリット(3)生活習慣病の予防
朝食をとらないと午前中に空腹感が強くなるため昼食や夕食を食べ過ぎてしまう傾向にあります。朝食を食べるときより栄養の吸収が多くなり過ぎてしまうことがあります。
◇メリット(4)便秘予防にも
便秘の予防には、食物繊維の摂取を心がけるなどの対策のほかにも、朝食を食べて規則正しい食生活を心がけることが大切です。朝食を食べると、腸が刺激されてスムーズな便意を促します。

◆どんな朝食がいいの?
炭水化物、たんぱく質、ビタミンやミネラルをバランスよくとることが大切!
◇たんぱく質
肉、魚、卵、大豆製品などに多く含まれており、筋肉やエネルギーを作る材料になります。たんぱく質をとることで朝の体温を上げて、代謝を活性化させます。
◇炭水化物
ごはん、パン、麺類、いも類などに多く含まれ、私たちの身体のエネルギー源になります。脳をしっかり働かせるためにはブドウ糖が多く含まれる炭水化物を摂取することが大切です。
◇ビタミン・ミネラル
野菜や果物などに入っているビタミンやミネラルは体内のさまざまな生理機能を正常に保つために欠かせない栄養素です。特にビタミンCは免疫機能の強化や疲労回復に役立ち、朝食でとることが効果的です。