- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県東浦町
- 広報紙名 : 広報ひがしうら 令和7年9月号
ちょっと話題の町出身・町内で活躍している方を政策課で発掘し、2か月に1回紹介します!
■SP スクールパートナー
◇SPとは?(スクールパートナー)
教員を目指す学生が、実際の学校現場で子どもたちと触れ合い、教員になるための経験を積む学生ボランティア事業。今年で13年目を迎えるこの事業には、毎年100名以上の学生が参加。平日の小中学校の教育現場で授業補助、特別支援学級で個別支援などを行うウィークリーSPに加え、長期休暇には補充学習会などのスポット的な学習支援活動も行う。
●水谷武月さん
○プロフィール
人に教えることが好きで、母校である小中学校でSPとして活動。
誰とでも友達のように接していた中学時代の恩師が今後の目標。
●岡和佳穂さん
○プロフィール
小学生の頃からの夢「小学校の担任の先生」を目指し、名古屋プロフィール
の大学で教育を専攻しながらSPとして現場での経験を積む。
◆〔Q〕きっかけは?
〔水谷〕自分に影響を与えたのは中学時代の恩師です。その恩師に憧れ教員を目指し始めたとき、小学生の時にSPの方から勉強を教わった経験を思い出しました。先生という立場の人よりも身近で聞きやすい、お兄さんのようなSPでした。そんな誰とでもフレンドリーな人物を目指して、自分もやってみようと思ったのがきっかけです。
〔岡〕教師である親の影響もあり、小学校の頃から先生に憧れていました。今は、小学校の担任の先生になりたくて、教育実習だけでは味わえない、よりリアルな現場を知りたくてSPになりました。
◆〔Q〕よかったことは?
〔水谷〕大縄跳びを怖がって全く飛べなかった子がいて「頑張ろう!」と声をかけていたら、練習を重ね最後は跳べるようになっていました。子どもたちの成長を近くで感じられるのはとてもうれしいです。
〔岡〕一日を通して子どもたちと深く関われるだけでなく、子どもたちと関わる先生の実際の姿を見ることができるというのは、先生を目指す上でとても有意義です。同じ教員を目指している人たちや現役の先生との繋がりが増え、話を互いに共有できるのは心強いです。
◆〔Q〕苦労したことは?
〔水谷〕当初は子どもたちに「やるよ!」と声をかけても全然聞いてくれず…。先生と自分への反応の差に、心が折れかけました(笑)。先生の接し方から、指示する前に子どもたちと、まず打ち解け、仲間だとわかってもらう必要があると痛感しました。雑談を挟むところから始めて、今では一緒になって全力で鬼ごっこをするくらい打ち解けることができました。
〔岡〕学年が上がるごとに子どもたちへの対応も違っていて、わからないことだらけ。最初は子どもたち一人ひとりに上手に対応する先生の姿を見て学ぶことで精一杯でした(笑)。次第に自分も子どもたちとの関わり方や距離感が掴めるようになりました。
◆〔Q〕今後は?
〔水谷〕やっぱり人に教えることがとても好きで、学校の先生に限らずとも、人に教えられるようなことをしたいです。SPでいろんな人と関わった経験を生かして、他人と第二の家族みたいな、あたたかい関係を築けたらいいなと思っています。
〔岡〕子どもたちがかわいくて、関わっていてとても楽しく、先生という職業が自分にとてもぴったりな職業だと改めて強く思いました。SPで学んだ子どもたちとの接し方を生かして、子どもたちが自分らしくいられる学級を作れる先生を目指して頑張ります。