- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県東栄町
- 広報紙名 : 広報とうえい 2025年5月号
■朝ごはんを食べて生活リズムを整えよう
「生活リズム」とは睡眠、食事、活動、休息等の生活習慣のことをいいます。精神的にも身体的にも安定した生活を営む上で生活リズムを整えることは大切です。
▼朝食は体内時計のスイッチ!
私たちの体には体内時計と呼ばれる機能があり、25時間の周期で睡眠や体温、血圧、ホルモンの分泌などのリズムを刻んでいます。しかし1日は24時間なのでこのズレを調整する必要があります。そこで必要なのが朝日を浴びることと、朝食をとることです。朝日を浴びることで脳のスイッチが、朝食をとることで体のスイッチがはいり、体内時計がリセットされることで、1日の生活リズムが整います。
▼朝食を抜くことによって起こりえるリスク
●集中力や記憶力の低下
脳のエネルギー源となるブドウ糖が不足するため、集中力や記憶力が低下する可能性があります。朝食は午前中の活動に影響しています。
●血糖値の急変動
朝食を抜くことで血糖値がさがり、体内では血糖値を上げようとするホルモンが分泌されます。このホルモンのせいで昼食を食べる頃には、血糖値が上昇しやすくなってしまいます。
●自律神経が乱れやすくなる
体内時計が乱れると自律神経も乱れやすくなります。自律神経は体温調節等の役割も担っているため、冷え性にもつながります。
●筋肉量の減少
朝食を抜くことで、筋肉に蓄えられている糖がエネルギーとして使われてしまい、減ってしまいます。さらに朝食時にタンパク質を取った方が筋肉合成が上がるといわれています。
▼まずは簡単な食事から
朝は1分でも長く寝ていたい、食欲がわかない人もいると思います。また、今まで朝食を食べていなかった人がすぐにたくさんの物を食べるのは難しいかもしれません。そういう時には乳製品や果物、ナッツなどの食べやすいものや、冷凍おにぎりやパン、納豆など簡単に用意できるものから食べてみてはどうでしょうか。
参考資料:農林水産省「朝食を毎日食べるとどんないいことがあるの」…分子栄養学改定第2版
問合せ:東栄保健福祉センター福祉課
【電話】76・1815