- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県東栄町
- 広報紙名 : 広報とうえい 2025年10月号
■東栄町にもクマはいる?!
こんにちは。地域おこし協力隊の小川晴那です。経済課に所属し、鳥獣被害対策の普及啓発に取り組んでいます。実は大学時代、ツキノワグマ研究サークルに入り、6年間クマを追いかけていました。クマも人も大好きです。
愛知県は全国に比べてクマが少なく、年間20件ほどの目撃報告しかありません。東栄町では毎年2〜3件、「あれはクマかも?」という目撃があります。
秋は、クマにとって冬眠前にたくさんエサを食べたい時期。ドングリが豊作なら山で満腹ですが、不作の年は人里まで下りてきて、柿や栗を見つけると夢中で食べてしまいます。一度その味を覚えると、記憶力のいいクマは「ここに行けばごちそう!」と忘れず、毎年やって来るようになります。
東栄町は今のところ、人とクマがうまくすみ分けできているように感じています。この関係を保つためには、人の側がひと工夫。「クマさん、こっちに寄らんでね」と伝える代わりに、鈴やラジオで自分の存在を知らせたり、庭の柿や栗を放置しない、残渣を片づけることが大事です。
クマの生態や、もし出会ってしまったときの対応は「けもの通信」10月号をご覧ください!
写真は奥飛騨クマ牧場のクマです。
問合せ:経済課
【電話】76・1812