くらし 食がつなぐみえの輪 連載 第9回(全12回)

■三重のお雑煮大集合!
お正月に食べるお雑煮は、同じ三重県でも地域や家庭によってさまざまです。県総合博物館(MieMu(みえむ))では、開館前に「お雑煮プロジェクト」として、小学生をはじめ多くの方にご協力いただき、県内のお雑煮を調べました。
「MieMu 三重のお雑煮」で検索

▽「お雑煮プロジェクト」で分かったこと
お餅の形は丸餅や角餅、汁の種類はすまし汁やみそ仕立てなど、東西の特徴が入り混じっていました。また、地域によって具材がさまざまであることが分かりました。

・お餅の形
角餅は桑名・四日市・鈴鹿をはじめ北部に多く、伊賀や伊勢では丸餅が主流。伊賀では「花びら餅」と呼ばれる特別な丸餅も見られました。

・だし汁の種類
北部はすまし汁、中部はみそ仕立てが多く、鳥羽の離島などではあずき汁が受け継がれています。

皆さんのご家庭は、お正月に何を食べますか。新年を迎える前に、地域の食文化に目を向けてはいかがでしょうか。

MieMuの「こども体験展示室」で、お雑煮のレプリカを展示しています。
ぜひ、お立ち寄りください!

(1)三重郡朝日町
すまし汁
角餅
(2)津市芸濃町
みそ汁
角餅
(3)伊賀市馬場
すまし汁
花びら餅
(4)名張市黒田
みそ汁
丸餅
(5)多気郡多気町
すまし汁
角餅
(6)鳥羽市神島町
あずき汁
角餅
(7)伊勢市常磐
すまし汁
丸餅
(8)度会郡南伊勢町
すまし汁
角餅
(9)熊野市神川町
すまし汁
角餅

問合せ:県総合博物館(MieMu)
【電話】059-228-2283【FAX】059-229-8310【E-mail】[email protected]