しごと 【特集】世界で認められる四日市市の技術力と挑戦(1)
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- 自治体名 : 三重県四日市市
- 広報紙名 : 広報よっかいち 11月上旬号NO.1680
本市の製造業は、ものづくりの伝統を受け継ぎつつ、常に新しい技術や製品開発に挑戦し続けています。地域の特性を生かし、優れた技術者たちが育んだこの地の産業は、高い品質と革新性で国内外から高い評価を得ています。
今回は、市内のものづくり企業の中でも、特に食品や食品に関する機械を製造し、世界に挑戦を続ける企業を紹介します。
■日本のものづくりを支える四日市市の産業発展
本市は古くから「四日の市(いち)」に象徴される商業のまちとして、また、東海道の宿場町として栄えてきました。明治時代に入って四日市港が伊勢湾最初の開港場に指定され、世界に門戸が開かれると、製糸業や製油業、製網業などの近代工業が次々と立地しました。
昭和30年代には、臨海部に日本を代表する石油化学コンビナートが形成されました。その後、産業の多様化を図るなかで、内陸部に工業団地を造成し、加工組立型産業やハイテク産業、バイオ産業などの誘致が進められ、現在でも日本のものづくり産業を支える、全国有数の産業都市として発展しています。
■数字で見る四日市市の工業
本市には石油・化学、半導体、自動車、食品など多様な工業が集積しており、製造品出荷額などは3兆4,993億円(2024年経済構造実態調査:2023年実績)で全国第12位と、日本を代表する工業都市の一つとなっています。


