くらし 災害に備える《あなたの備えは万全ですか》(2)

■《知る UNDERSTAND》風水害からの避難
風水害は、地震と違い、天気予報などで事前に情報を入手することができます。風水害に備えて「いつ」「だれが」「何をするか」計画を立てて適切な行動をとれるように準備しておきましょう。

◆STEP1 自宅周辺の危険性を知ろう
日頃から、ハザードマップや避難所マップを確認し、自分の地域の危険性を知ることが大切です。避難先の確認や避難開始のタイミングを家族や隣近所で話し合っておきましょう。

◆STEP2 いのちを守る避難行動を考えよう
夜間に浸水している中、避難所へ行くことはかえって危険です。そのような場合は自宅の2階へ退避するなど、より安全な行動を取るようにしましょう。まずは冷静にどこへ行けば安全が確保できるかを考えましょう。

◆STEP3 わが家の災害リスクを記入しよう!
いつ、どこに、どうやって避難するかを考えて、「わが家の災害リスク」を作成してみましょう。普段から目に留まる場所に貼ったり、すぐにみることができるようにしておきましょう。

◎「災害にそなえる」の最終ページに付属しています。

■《知る UNDERSTAND》情報の入手
情報は待つだけでなく、積極的にとるようにしましょう。
◆松阪ナビ
松阪市公式のスマートフォン向けアプリ「松阪ナビ」では、各種ハザードマップをチェックしたり、端末のGPS機能を利用して現在地から避難所となっている施設へのナビゲーションを利用することができます。

◆防災行政無線
聞き逃しても安心!松阪ナビでは、防災行政無線の内容が配信されるため、活字で読めます。

◎電話でも確認できます!
防災行政無線テレホンサービス
【電話】0598-25-6045

◆みえ防災ナビ
三重県の公式防災アプリです。いち早く警報などの発表をプッシュ通知するほか、台風などに備えて避難計画を登録でき、様々な防災情報をまとめて確認できます。
・津波警報などいち早く通知が届く!
・三重県内の避難場所などを表示できる!
・さまざまな防災情報を確認できる!

◆みえ風水害対策シンポジウム・防災講演会[参加無料]
三重大学の葛葉教授の基調講演やパネルディスカッションを通して、近年の風水害の特徴を知り、各機関から発表される情報を正しく理解し、適切な避難行動のあり方を出水期を迎えるタイミングで考える機会とします。
とき:6月7日(土)午後1時半~4時20分
ところ:松阪市産業振興センター研修ホール
定員:先着180名
申込期間:4月28日~5月30日
申込は広報紙P7のQRコードから

お問い合わせ先:三重県・三重大学みえ防災・減災センター
【電話】059-231-5694
【メール】[email protected]

■《備える PREPAREFOR》住まいの耐震化の紹介
いつ発生するかわからない巨大地震から一人でも多くの命を守ため、市では次の補助制度を設けています。
昭和56年5月以前の木造住宅にお住まいの方は、まずは「無料耐震診断」を受診してください。

◆耐震診断[無料]
「耐震診断」とは、住宅の地震に対する強さを判定することで、その強さを点数(0~1.5)で示します。1.0以上になると「倒壊するおそれが少ない住宅」となります。

◆耐震補強設計
耐震診断の結果、耐震評点1.0未満「倒壊する可能性が高い、またはある」の住宅を、耐震評点1.0以上「一応倒壊しない」の住宅にする設計の補助をします。

◆耐震補強工事(点数を1.0以上にします)
耐震診断の結果、耐震評点0.7未満「倒壊する可能性が高い」の住宅を、耐震評点1.0以上「一応倒壊しない」の住宅にする工事の補助をします。

◆除却工事
耐震診断の結果、評点0.7未満と診断された住宅のうち、次のいずれかに該当する場合、補助します。
(1)家屋の外壁から敷地境界線(道路や隣の敷地)までの距離が、平屋の場合2m以内、2・3階建ての場合4m以内であること
(2)三重県が密集市街地として位置づけた区域内にあること

◆[無料]家具の転倒防止
65歳以上のみの世帯や障がい者が同居する世帯等に対し、家具の転倒防止を無料で実施しています。

◎家具3つまで無料で固定

◆耐震シェルター
居住1階部分へ耐震シェルターを設置する工事の補助をします。

◎「無料耐震診断」「家具の転倒防止」「耐震シェルター」の詳細は広報紙P7のQRコードをご覧ください。

問合せ:防災対策課
【電話】53-4034
【FAX】22-1055