くらし それ詐欺かも~次に狙われるのは、あなたかも~(3)

■詐欺への対策
◆被害に遭わないために《最も有効なのは》犯人と話をしないこと
特殊詐欺の多くは固定電話にかかってきます。通話録音装置や着信拒否機能が付いた電話を設置しましょう。
また、在宅中でも留守電の設定にしたり、番号通知機能を活用したりしましょう。

〇特殊詐欺等被害防止機器購入補助金
対象者:市内在住の65歳以上の方(初めての申請に限る)
補助機器:
・自動応答録音装置等を有する特殊詐欺被害防止の機能付固定電話機
・固定電話に外部接続可能な自動応答録音機能等を有する装置
※ただし、単なる留守番電話機能のものは除く
補助対象:対象機器の購入費と設置にかかる工事費
補助率:補助対象経費の2分の1(上限:8千円)
※百円未満は切り捨て

■詐欺に遭わないための心得
年々巧妙な手口が生み出され、犯罪者はあの手この手で私たちを狙ってきます。被害に遭わないためのポイントを『市役所地域安全対策課の角谷さん』に聞きました。

◆”確実に利益がでます””あなただけに特別に教えます”おいしい儲け話はありません
電話やメール、SNSなどで知り合った面識のない人が、お金の儲け話を持ちかけてくるはずがありません。少し冷静になって考えればわかることですが、”確実に儲かる””あなただけ特別に”など、犯罪者は言葉巧みにあなたをだまそうとしてきます。
甘い言葉にだまされず、顔も見たことがない相手からお金の話が出たときは、まずは詐欺を疑いましょう。

◆”今すぐ支払いが必要”不安をあおられても1人で判断しない
特殊詐欺の手口は非常に巧妙です。「〇時までに手続きが必要」「すぐ支払わないと裁判になります」など、不安をあおり冷静に考える時間を与えないことで、誰かに相談させないようにしてきます。
少しでも不安や不信を感じたら、家族・友人など周囲の人に必ず相談しましょう。周囲に相談しづらい内容の場合は、警察に連絡してください。お金を取られてしまってからでは、手遅れです。

◎一人で悩まず、警察や市役所にご相談ください。
地域安全対策課角谷さん

今回紹介した事例は、ごく一部です。高齢者に被害が多い特殊詐欺に加え、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害がどの世代にも広がっています。これらの詐欺から被害を防ぐには、まず手口や対策を知ることが大切です。しかし、被害者の中には、詐欺の手口を知っていたのに、だまされてしまった方もいます。「自分も被害に遭うかもしれない」という当事者意識を持ち、被害を防ぎましょう。
不審な電話やメッセージなどを受け取ったら一人で判断せず、家族や友人、警察などに相談してください。

■不安を感じたらご相談ください
《電話窓口》
・警察相談専用電話
【電話】#9110
・松阪警察署生活安全課
【電話】53-0110
・松阪市役所地域安全対策課
【電話】53-4061
・松阪市消費生活センター
【電話】25-6590
松阪市役所4階商工政策課内
月~金 9時~12時、13時~16時
・消費者ホットライン
【電話】188

問い合わせ:地域安全対策課
【電話】53-4061
【FAX】22-1057