くらし 【特集】くわなのウェルビーイング「消防団」(3)

■重機を操る専門部隊重機隊
◆まちの安全を力強く切り開く「もしも」の時の頼れる新部隊
災害に備えて新設された重機隊は、ショベルカーなどの重機を操り、がれき除去や道路確保などを専門に行う部隊。操縦資格を持つ29人の団員で構成されています。発足以来、安全管理体制の確立を最重要視しながら、悪路を想定した「登坂路走行訓練」や、バケットやフォークといったアタッチメントを駆使する「整地」「障害物除去操作習熟訓練」などの訓練を行っています。昨年度は消防本部と合同で「震災対応合同訓練」を実施しました。
さまざまな訓練を通してさらなる操縦技術、要救助者を救出するための知識・技術を習得し、地域の人たちが安心して暮らせるように活動に取り組んでいます。

▽重機隊員インタビュー
[桑名市消防団重機隊隊長 清水邦彦(くにひこ)さん]
Q.重機隊員になろうと思ったきっかけは?
消防団長に声をかけてもらったことがきっかけです。以前は本業で建設業に携わっており、日頃から重機を扱っていました。これまでの経験を地域のために生かせると思い、参加を決めました。

Q.やりがいを感じるのはどのような時ですか?
人力では動かせないような大きなブロック片などを重機で動かせた時です。また、有事の際にすぐに動けるよう日頃から訓練を重ねることで「地域を守るために全力を尽くすぞ」という意気込みを感じることができます。

Q.隊員同士の連携で心がけていることは?
重機は危険が伴うため、安全確認は特に重要です。隊員同士で声掛けを徹底し、大きな身振りで合図を送るなど、意識を共有しながら活動しています。

Q.地域住民の皆さんにメッセージをお願いします。
地域の重機隊ならではの小回りが利く機動力を生かして、いち早く現場に駆けつけ活動できるのが強みです。重機隊の存在を知っていただくことで、地域の皆さんに少しでも安心してもらえたらうれしいです。

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