- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県名張市
- 広報紙名 : 広報なばり 令和8年1月10日号
◇毎日の「お届けです」が、安否を確かめる合図―まごころ弁当名張店
高齢者向けの配食サービスとして、市内の高齢者世帯を中心に、昼と夜あわせて一日百食ほどのお弁当を届けている、まごころ弁当名張店。手渡しで配達する利用者が多く、「こんにちは、今日は寒いですね」といった短い会話を都度交わします。時には「ポストから新聞を取って」といったちょっとした頼まれごとに対応することも。
「気になるのは、配達したお弁当が手つかずのまま残っていたり、いつも出てきてくれる人が玄関に現れなかったりするとき。まず本人に電話し、それでも連絡がつかない時は、家族やケアマネジャーなど、事前に聞いている緊急連絡先に連絡します」と話すのは、店長の松村拓郎さん。郵便物がたまっていることを不審に思いまちの保健室に連絡したところ、亡くなっていたことが判明した経験もあるといいます。
毎日のお弁当の配達が、地域の見守りの一端を担っています。
◇気楽に集まってお話しする「サロン」のようなお店―市内のある美容室
住宅街のとある美容室は、髪を切るだけの場所ではなく、地域の高齢者が気軽に集まる「サロン」のような場所です。営業中に近所の高齢者がお弁当を持って集まってきて、店内でおしゃべりしながら食事をするのはいつもの光景。常連さんや近所の人たちで、月に一回、近くの喫茶店で食事会をするのも恒例です。「近所の皆さんが集まって、楽しくおしゃべりしてくれているのが嬉しい」と店主さんは笑顔で話します。
通りに面したガラス張りの店からは、外の様子もよく見えます。パジャマ姿で歩いている人や、一人で歩いている認知症が疑われる高齢者に声をかけ、家族や警察に連絡したこともあるのだそう。
「みんなのおかげで、今の自分がある」という感謝の気持ちから続けてきたというこの美容室。店主さんは、「皆さんが気楽に集まれる場として、ずっと続けていけたらいいなと思っています」と話してくれました。
■まちのあちこちに、「見守りの目」を増やそう。
地域の商店や企業は、買い物やサービスを通して、毎日の暮らしを支える“まちの基盤”です。お客さんの身体の変化や、いつもと違う様子にいち早く気づける場所でもあります。
市では、お店の皆さんからの「気になる」情報を関係機関につなぎ、地域全体で安全・安心を支える「地域の見守り活動」の体制づくりを整えていくため、「地域の見守り活動推進事業」を進めていきます。

■あなたのお店も、「見守りの目」になってほしい。
住民の生活基盤である商店や企業の皆さんにお願いです。お客さんの身体の異変や認知症によるひとり歩き、虐待を疑うような「いつもと違う」様子に気づいた時に、営業に支障のない範囲で、地域包括支援センターへ情報を提供いただけませんか?
ご協力いただける場合は、市HPにある登録フォームから申請をお願いします。登録いただいた協力店は、市HPでご紹介します。
問合せ:地域包括支援センター
【電話】63-7833
■「何をしたらいいか分からない」という人はぜひご参加を!
地域の見守り活動推進事業 キックオフセミナー
日時:1月29日木10:00~11:30
場所:防災センター
内容:事業の概要説明、地域の見守り活動の事例紹介、可能性指向を学ぶワークショップ
講師:慶應義塾大学大学院 堀田聰子(さとこ)教授
対象:地域の見守り活動推進事業の登録者など
定員:50人
申込:1月22日木までに、申込フォームから申込
問合せ:地域包括支援センター
【電話】63-7833
■なんとかなるなるなばりです。
◇市民ワークショップでブランドロゴの活用方法を検討中!
2023年に市民参加のもとで作成したブランドロゴ「なんとかなるなる。なばりです。」。ロゴに込められた「名張は困ったことがあっても、お互いの助け合いで『なんとかなる』まちなんだ」という想いを広げるために、市民ワークショップで、4つのグループに分かれて活用方法を検討しています。
・ポスター
市民から集めた「なんとかなるなる」エピソードをもとに四コマ漫画ポスターを作成中
・案内所
「なんとかなるなるの木(仮称)」や「なんとかなるなる案内所(仮称)」を製作し、市役所ロビーに設置
・ゲーム
名張でなんとかなったエピソードを元にカードゲームを試作。イベントで試しながら正規版を検討中
・動画
名張の新たなヒーロー「なんとかなるなるマン」のショートドラマを制作し、市のSNSで公開
