- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県名張市
- 広報紙名 : 広報なばり 令和8年1月10日号
■あなたのおうちはどのタイプ? なばりのお雑煮
お雑煮の歴史は古く、室町時代にはすでに武家や公家の正月の祝い料理として出されていたといわれています。日本各地で個性豊かなお雑煮が食べられていることは有名な話ですよね。
名張で昔から食べられてきたお雑煮の特徴は、形を丸くそろえた具材。「今年1年、何ごともなく丸くおさまるように」という願いを込めて、細い大根や小さな里いもを輪切りにします。お餅は丸めて手のひらで押さえて作る「おしもち」を焼いてから汁の中へ。味付けは、味噌仕立てが中心です。そんな名張流のお雑煮は、毎年小学校の給食メニューとして出され、子どもたちが「ふるさとの味」に触れるきっかけとなっています。
現在の名張は、引っ越してきた人が多いので、様々な地域のお雑煮が作られています。鮭やイクラなどの海産物を具材にしたり、すまし仕立てだったり、あんこ入りの餅を入れたり…。家庭によって味が違うのが名張のお雑煮の魅力なのかもしれません。「あなたの家はどんなお雑煮?」と周りの人に聞いてみれば、盛り上がること間違いなし!
◇ふるさとの味を大切にしてほしい
郷土学習「なばり学」の一環として、毎年「名張の雑煮」を給食の献立に取り入れています。彩りと栄養のために金時にんじんを使用するなど、レシピは給食用にアレンジ。食べる前にはお雑煮に込められた願いを話して、郷土学習が深まるように工夫しています。
子どもたちが「家のお雑煮と違うよ!」と教えてくれることも。そうやって違いを見つけて、家庭の味と名張の昔ながらの味、どちらも大切に食べてもらえたら嬉しいですね。
▽語るひと
栄養教諭 谷田・北中・川原
