健康 みんなで健康づくり

■第3次尾鷲市健康増進計画(令和6~10年度)における取り組み
~がん対策について~

◇がんの部位別統計
厚生労働省が2024年9月に公表した「2024年の人口動態統計(確定数)」によると、がん(悪性新生物〈腫瘍〉)による死亡は、全死亡数の24.3%を占めています。
部位別でみると、男性は肺がん、大腸がん、胃がん、膵臓がん、肝臓がんの順に多く、女性は大腸がん、肺がん、膵臓がん、乳がん、胃がんの順となっています。

◇市が実施する5大がん検診(胃・肺・乳・子宮・大腸)
今年度、まだがん検診を受診されていない人は、これから受診する予定ですか?
市が実施するがん検診は、厚生労働省が、「がん検診の効果が科学的に証明されている検診」として推奨している検診です。
これまでの研究によって、胃がん、肺がん、乳がん、子宮頸がん、大腸がんの5つのがんは、それぞれ特定の方法で行う検診を受けることで早期に発見でき、さらに治療を行うことで死亡率が低下することがわかっています。
早期で見つけられれば、がんは決して怖い病気ではありません。しかし、早期のがんは自覚症状がないことが多いため、症状がなくても、40歳を過ぎたら(子宮頸がんは20歳を過ぎたら)定期的にがん検診を受けることが大切です。

◇5大がん検診の検診方法
・胃がん検診(胃部X線検査)
・肺がん検診(胸部X線検査)
65歳以上の人は無料で結核検診も同時に実施します。
・乳がん検診(マンモグラフィーまたはエコー検査)
エコー検査は、原則39歳以下を対象としています。
・子宮がん検診(頸部(体部)細胞診・内診)
・大腸がん検診(便潜血検査)
※がん検診の年間予定表は、広報おわせ6月号・市ホームページをご覧ください。

◇市が実施している肝炎ウイルス検査
ウイルス性肝炎は、治療せずに放置していると、肝臓がんなどの重篤な病気を引き起こす危険性が高まります。次の対象者は無料で検査が受けられますので、下記担当課に連絡してください。
対象者:
(1)年度中に満40歳になる人
(2)年度中に41歳以上で過去に市の肝炎ウイルス検診を受診したことがない人
検診内容:問診・血液検査(HBs抗原検査・HCV抗体検査)

大きな安心をもって毎日の生活が送れるように。さあ検診(検査)へ。踏み出そうその一歩!

お問い合わせ:福祉保健課
【電話】23-3871