- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県鳥羽市
- 広報紙名 : 広報とば 令和7年9月1日号
■認知症ってどんな病気?
認知症は、なんらかの原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりすることで、これまでの記憶や考えるなどの認知機能が低下し、日常生活を送るうえで支障が出てくる状態のことをいいます。症状は、もの忘れ・被害妄想・幻視(見えないはずのものが見える)など、一人ひとり違います。
認知症のかたは、誰よりも早く認知機能の低下を感じ始めます。「自分が認知症のはずがない」「人に知られるのが恥ずかしい」などの理由で助けを求められず、大きな不安を抱えている場合があります。しかし、今まで通りの生活を続けることが安心につながります。また、認知症は一部の症状を除き、治すことはできませんが、服薬や周囲の対応などにより進行を緩やかにすることができます。
■認知症のかたや家族への支援をご紹介
1.認知症初期集中支援チーム
市では、認知症を早期発見・対応するため、認知症の知識を持つ医師・医療職・福祉職員からなるチームを編成しています。
・チームの対象者は?
認知症が心配されるかたや、認知症の症状があり対応が難しいかたが対象です。
・チームの活動内容
対象者とその家族などからの聞き取りをしたうえで、チームで会議を行い支援の方針を決定します。
対象者が医療や介護サービスへつながることを目標に支援します。支援期間は最長6か月間です。
2.認知症のかたを見守る~認知症サポーター養成講座~
認知症は誰でも発症する可能性があります。認知症の症状を悪化させないためには、周りのかたが症状・薬・認知症のかたへの接し方などについて正しい知識を持ち、温かく支援することが大切です。
認知症になっても誰もが住みやすい地域となるよう、認知症について知る機会をもってみませんか。5人程度の少人数から講習会を行いますので、ぜひ連絡してください。
3.認知症カフェ『喫茶たちばな』
認知症のかたやその家族・地域住民のかたが「認知症」を意識せずに交流でき、認知症への理解を深め、偏見をなくす場として認知症カフェ『喫茶たちばな』を開いています。
開催日時:偶数月の第3水曜日(午後1時~4時) ※次回10月15日(水)
開催場所:保健福祉センターひだまり2階・ひだまりホール
▽〔認知症月間〕鳥羽市立図書館特設コーナー
期間:9月3日(水)~30日(火)
場所:図書館入口付近
内容:
(1)認知症関連の本の紹介
(2)認知症のかたの作品紹介
~図書館にお越しの際は、ぜひご覧ください~
▽身近な相談場
・地域包括支援センター【電話】25-1182
・松阪厚生病院認知症疾患医療センター【電話】0598-29-4522
・三重県認知症コールセンター【電話】059-235-4165
問合せ:健康福祉課地域包括支援センター
【電話】25-1182