くらし 人権文化の花を咲かせよう Vol.241

■カラフルなリボンに思いを込めて
ピンクリボン、オレンジリボン、ブルーリボン、パープルリボン。いろんな色の短い一片のリボンを輪状に折ったものを見かけたことはありませんか?それらは「アウェアネスリボン(カラーリボン)」と呼ばれるもので、身に着けることで社会運動や社会問題に対してさりげない支援の声明を表すことができるのです。
たとえば、ピンクリボンには乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の重要性を伝える意味が込められています。オレンジリボンは子ども虐待防止のシンボルマークで、虐待のない社会を築くことを目指しています。ブルーリボンは拉致被害者の救出を求める運動のシンボルとなっています。
また、リボンの色は異なった趣旨のシンボルマークに使われていることもあります。たとえばブルーリボンはアメリカ合衆国において、インターネット上における言論の自由を守るための反検閲運動のシンボルとしても使われています。
11月によく見かけるパープルリボンは、女性に対する暴力根絶のためのシンボルマークです。ドメスティック・バイオレンス(DV)や虐待などの精神的・肉体的暴力をなくそうという願いが込められています。
カラーリボンを身に着けることで「支援しているよ」「あなたはひとりじゃない」とさりげないメッセージを伝えることができるのです。
11月12日(水)～25日(火)は「女性に対する暴力をなくす運動期間」です。また、11月11日(火)～12月10日(水)は「差別をなくす強調月間」です。図書館にて両運動の関連図書コーナーとパープルリボンの展示を行いますので、ぜひご覧ください。
日時：11月20日(木)～12月9日(火)　午前10時～午後6時
場所：図書館入口ドア正面

問合せ：市民課人権・市民交流係
【電話】25-1126