子育て 地域のみんなが集まる居場所 こども食堂(1)

皆さんはこども食堂を知っていますか。子どものために無料または低価格で食事を提供する場所でありつつ、地域の人の交流場所の役割を果たしています。
今回の特集では、こども食堂を運営して活躍する人たちを取材しました。こども食堂がどんなところかを知り、皆さんも地域を応援してみませんか。

◇こども食堂とは?
▽地域の人々が自主的に運営する食堂
地域のボランティアが主体となり、無料または低価格で食事を提供する場所のことです。2012年に東京都で始まったのをきっかけに、全国へと広がりました。
主に、公民館や集会所、店舗などの地域の馴染みの場所で開催されています。近年は、食事提供だけでなく、子どもたちの遊び・学習の場所となっていたり、季節に応じたイベントを開催したりと、地域づくりの拠点としての役割も果たしています。
▽誰でも利用できる地域の居場所
こども食堂は、「貧困で満足に食べられない子どもたちが集まる場所」として始まった取り組みですが、けっして閉鎖的な場所ではありません。子どもはもちろん、保護者や高齢者など誰でも利用できる場所です。運営者の想いは、子どもたちだけでなく、地域全体の人々に向いています。そのため、誰でも気軽に利用できる「地域の居場所」となっているのです。

◇こども食堂ってこんなところ!
「実際の雰囲気ってどんな感じなの?」、「気になってはいるけど行ってもいいの?」このように思っている人もいるのではないでしょうか。そこで、今回取材した市内のこども食堂の様子を紹介します。
〇みんなで楽しく食事タイム
〇さまざまなイベントも開催!8月は夏祭り
〈利用者の声〉
友達と話をしながら一緒にご飯を食べるのが楽しいです!今日は夏祭りが開催されているので、たくさん出店を回りました!特に流しそうめんが楽しかったです!
〇いろんな人に支えられています
〈支援者の声〉
株式会社ダイナム
会社として、地域との触れ合いを大切にしています。主に被災した地域から食材を手に入れ、こども食堂に提供しています。この活動を通じて、地域にも被災地にも貢献できるので、とてもやりがいを感じます。子どもたちから「ありがとう」などお礼を笑顔で言ってもらえるのは、やっぱりうれしいですね。
森利之さん 阿部友博さん