健康 上野総合市民病院だより

◆病院で働く介護福祉士の役割
介護福祉士は、国家資格を持つ専門職として、入院患者さんへの直接ケア、間接ケアなど幅広い支援を行っています。
具体的な内容は、自分で食べることができない患者さんに対し、安全に食事するための介助を行ったり、清潔ケアが困難な患者さんに対し、洗面や歯磨き、入浴などの保清(ほせい)介助を行ったりしています。
また、患者さんが気持ちよく入院生活を送っていただけるよう、シーツ交換やベッド周囲の環境整備のほか、患者さんが使用する車いすや歩行器などの点検・清掃も行っています。
さらに、退院後のご家族の介護負担が少しでも軽減されるよう、おむつ交換や寝衣交換など介護時の工夫点などを説明させていただくこともあります。
介護福祉士としての視点で、患者さんの小さな変化や気づきを見逃さず、医師や看護師との情報共有を行いながら、日々患者さんに寄り添った介護を提供できるよう努めています。そのような中で患者さんやご家族からの「ありがとう」という言葉にはいつも励まされ、やりがいを感じる瞬間です。
市民病院では、介護福祉士を募集しています。また、令和7年度は、介護福祉士の職場体験を3回計画しています。開催は、7月、11月、3月のいずれも第1火曜日です。病院見学も随時実施していますので、興味のある人はぜひお気軽にお問い合わせください。
(介護福祉士　中村　広志)

問合せ：上野総合市民病院　看護部
【電話】24-1111【FAX】24-1565【メール】[email protected]