- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県伊賀市
- 広報紙名 : 広報いが 2025年6月号
■自分の行動を振り返る-道路河川課-
因果応報、それは、「善い行いには善い報いが、悪い行いには悪い報いが返ってくる」とういう意味の言葉です。自分のすべての行動は、何かに影響を与え、何かの形で自分に返ってくると言われています。
それでは、「善い行い」「悪い行い」とは何でしょうか。「悪い行い」とは、人を傷つけたり、平気で人の迷惑となる行為をすることだと思います。そして、「善い行い」とは、人に親切にしたり、思いやりをもって接したりすることだと思います。しかし、時には思い通りの結果にならず、状況が思わぬ方向に変わっていた、というような経験はないでしょうか。「自分は善い行いをしているつもりなのに、逆に相手を不快にさせていた」「悪意はなかったのに、相手を傷つけてしまった」など、後悔した経験はありませんか。私も、これまで何度も自分が善いと考えてとった言葉や行動が、必ずしも好意的に受け取られなかったことがありました。
相手のためになると思ってとる行動や、かける言葉であっても、相手の受け取り方によって変わることがあります。例えば、ハラスメントの認定においても、相手との関係性や、その言動によって受ける身体的、または精神的な苦痛の程度が判断基準とされています。そのため、時に、目の前の事象を客観的に捉えることも必要ではないかと思います。
相手の気持ちを正しく理解し行動することはとても難しいことですが、自分の経験を振り返ってみましょう。誰しも人を傷つけたかもしれないという心当たりがあるのではないでしょうか。私自身も、常にそのことを意識しながら、より良い人間関係を築いていきたいと思います。
◇ご意見などは人権政策課へ
【電話】22-9683【FAX】22-9641【メール】[email protected]