- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県菰野町
- 広報紙名 : 広報こもの 令和7年6月号
■日本各地で頻発する水害
私たちが備えるべき災害は地震だけではありません。近年、記録的な集中豪雨や線状降水帯の発生による土砂災害や河川の氾濫など、日本各地で大雨による災害が頻発しています。これから梅雨や台風など降水量が増える「出水期」が到来します。ここからは、自宅でできる水害への備えを紹介していきます。
▽令和6年の菰野町の月別降水量のグラフ
■水害への備え
まずは、自分の住む地域の災害リスクを知ることから始めましょう。皆さんは「防災マップ」を確認したことがありますか。防災マップには、土砂災害の危険度が高い場所や、町内の大きな川が氾濫したときに浸水が想定される区域、浸水深などが記載されています。自宅はもちろん、職場や学校など普段立ち寄る場所の周辺にどのような危険があるのか事前に確認しておくことで、災害時にどこへ避難すればよいのか、どのタイミングで避難を開始すればよいのかが明確になります。町内の防災マップはインターネットで地区別に確認することができます。さらに、「マイ・タイムライン」の作成も効果的です。「マイ・タイムライン」は、台風や大雨が接近してきたときに、どのタイミングでどんな行動をとるのかをあらかじめ時系列で整理しておく一人ひとりの行動計画のことです。例えば、「大雨注意報が発表されたら、持出品等の確認をする」「避難指示が出たら〇〇に避難する」など、具体的に計画を立てておくことで、非常時でも慌てず行動することができます。また、家族で話し合いながら「マイ・タイムライン」を作成しておくこともお勧めします。
▽町内の防災マップの確認はこちらから(町HP)
※二次元コードは本紙P.4をご覧ください。
[INFORMATION]
避難指示が発令されたときは、危険な場所から迅速に安全な場所に避難してください。また、警戒レベル3の高齢者等避難が発令された場合は、高齢の方や障がいのある方などは、危険な場所から避難してください。
避難するときは・・・
自宅に留まりながら2階などの安全な場所に避難する「垂直避難」をするべきか、自宅を離れて避難所等に避難する「水平避難」をするべきかは、住んでいる場所によって異なります。住んでいる場所にどのような危険があるのか、防災マップ等で事前に確認しておきましょう。
■5/18 水防訓練を実施
三滝川河川敷で水防訓練を実施しました。区の代表者、協定締結事業者、消防団員、町職員、消防職員ら約370人が参加し、汗を流しながら土のう約1,600袋を作成しました。
[INFORMATION]
家庭でできる簡易水防工法
いざという時、土のうの代わりに自宅にあるものを使って浸水を防ぐ方法を紹介します。
・大きめのビニール袋(ゴミ袋など)を用意し、中に水を半分~3/4程度入れる。
〔Point〕浸水をせき止めるために、少し重いと感じるくらい水を入れてください。
↓
・水が漏れないように袋を二重にして固く結んで、「簡易水のう」を作る。
↓
・作った「簡易水のう」を段ボールの中に詰める。
〔Point〕段ボールにぴったり入るように形を調整しながら詰めてください。
↓
・「簡易水のう」を詰めた段ボールをブルーシート(レジャーシートでも可)で巻き込むように包んで完成。
〔Point〕上にプランターなど重しになるものを置くとより耐久性が増します。
■緊急避難所一覧
(指定緊急避難場所)
■《保存版》非常時持出品・備蓄品チェックリスト(本紙P.6)
◎衛生用品
・トイレットペーパー
・ウェットティッシュ
・マスク
・救急セット
・石けん・ハンドソープ
・手指消毒用アルコール
・簡易トイレ
・常備薬
・予備の眼鏡・コンタクトレンズ
・生理用品
◎貴重品
・現金(小銭も)
・銀行の通帳・カード
・健康保険証
・身分証明書(運転免許証、マイナカードなど)
・印鑑
・病院の診察券
◎自由記載欄
状況に応じて必要なものを追加してください
◎食料品
・水(1人1日あたり3リットルが目安)
・食品(乾パン、クラッカー、レトルト食品など)
◎日用品
・防災用ヘルメット・防災ずきん
・衣類・下着
・タオル
・雨具
・手袋・軍手
・懐中電灯
・携帯ラジオ
・乾電池
・モバイルバッテリー
・マッチ・ろうそく
・ブランケット
・使い捨てカイロ
・ビニール袋
・筆記用具
◎その他
・粉ミルク
・哺乳瓶
・離乳食
・紙おむつ
・バスタオル
・ガーゼ
・スプーン
・母子手帳
・持病の薬