子育て 菰野中学校×ザ・チェンバーブラス×八風中学校

コンサート前日の10月13日。菰野中学校と八風中学校の吹奏楽部で金管楽器を担当している2年生を対象に、地域指導員の協力のもと、ザ・チェンバーブラスの5名による演奏指導を実施しました。
生徒たちはパートごとに分かれて、日本最高峰の演奏技術を持つプロの音楽家から直接指導を受け、最後は『カプリオール組曲』を全員で合奏しました。

◎菰野中・チューバ 和田喜志人さん
息の吸い方や吐き方を教えていただき、その通りにしてみたところ、演奏中の呼吸がとても楽になって驚きました。コンサートでは、アンコールで即興演奏されたチューバのソロが、高音から低音まで美しく響いていて、とても印象に残っています。この経験を活かして、東海大会
出場を目指して頑張ります。

◎八風中・トランペット 渡部陽愛さん
演奏前に音をイメージすることの大切さを教えてもらい、そのように吹いてみると音が変わりました。2日間を通して、プロの音を間近で聴
くという貴重な経験をさせていただき、オーラと迫力のある音を覚えて帰れるように一生懸命聴きました。私もそのような音を目指してこれからも練習を頑張ります。

◎菰野中・ホルン 佐藤愛夏さん
合奏では木川さんの隣で演奏することができました。ベル(ホルンの先端にある音がでる場所)が後ろ向きなのに、横にもズレがなく綺麗な音が響いてきて凄いと思いました。コンサートでは演奏はもちろん、演奏していない時の動きや、指揮者がいない状態での音の合わせ方、息の吸うタイミングなどを間近で見ることができて、この経験をアンサンブルコンテストに活かしたいです。

◎八風中・トロンボーン 北風椎菜さん
実際に楽器で演奏する前に、マウスピースだけで吹いてみる段階から演奏したい曲のイメージをしっかり思い描いておくことで、その後に楽器を使って演奏するときに最初から綺麗な音が出せるようになると教えてもらいました。合奏になると音がずれてしまうことがあるので、今回教えてもらったことを参考にして克服したいです。

◎菰野中・ユーフォニアム 山口雄陽さん
綺麗な音、良い音を響かせるための方法を教えてもらいました。コンサートでは透き通っていながらも力強いプロの音を間近で聴くことができてとても感動しました。自分がユーフォニアムを始めたのはその音色が好きだったから。好きな音色が出せるようになるために頑張ります。

◎菰野中・チューバ 中世古望乃さん
教わったとおり息の吸い方、吐き方を変えたら音色が変わったのを感じ、早速普段の練習でも実践しています。池田さんの音色は優しいけれどとても迫力のある音で、隣で演奏をしていてとても感動しました。来年は3年生になり、最高学年として部活を引っ張っていく立場になります。今回の貴重な経験を今後に活かしていきたいです。

■菰野小学校×シエナ・ウインド・オーケストラ
文化庁の「舞台芸術等総合支援事業(学校巡回公演)」の一環として、シエナ・ウインド・オーケストラによる公演が行われました。「ワールド・ミュージック・ツアー!~吹奏楽で巡る世界の音楽~」と題した今回の公演では、アメリカ、フランス、ロシア、スペイン、アフリカ、キューバそして日本と様々な国で生まれた音楽や国をイメージした音楽が披露されました。「共演コーナー」ではキューバで生まれた打楽器”コンガ”を代表の児童が軽快で明るいラテン音楽「マンボ・ジャンボ」に合わせて叩いたり、オーケストラの演奏で「ビリーブ」を合唱したりして、世界の多彩な音楽を楽しみました。

《Program》
J.ウィリアムズ/オリンピック・スピリット
G.ガーシュウィン/パリのアメリカ人
S.プロコフィエフ/ピーターと狼
E.シャブリエ/狂詩曲「スペイン」
E.ジョン/サークル・オブ・ライフ
▽共演コーナー
P.プラード/マンボ・ジャンボ
合唱『ビリーブ」
真島俊夫/「三つのジャポニスム」より”3.祭り”