くらし まちの話題
- 1/43
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県明和町
- 広報紙名 : 広報めいわ 2025年6月号
■三重県保険医協会から絵本及び書籍を寄贈
三重県保険医協会から4月10日、明和町内すべての小学校及びこども園・保育所を対象に絵本及び書籍合わせて11冊を寄贈していただきました。
寄贈いただいた絵本及び書籍は、いずれも歯や口腔に関するもので、子どもたちが歯や口腔の大切さを考えてもらうきっかけになればとの思いで寄贈いただきました。
三重県保険医協会は、三重県下の保険医の生活と権利を守り、国民の医療の充実と向上を図ることを目的に地域貢献活動を含め、各種活動に取り組んでいます。
寄贈いただいた絵本・書籍については、各小学校及びこども園・保育所に設置させていただきます。ありがとうございました。
■伊勢麻振興プロジェクトで種まき神事
さいくう平安の杜に隣接する斎宮寮栽培地で4月12日、「天津菅麻プロジェクト」の一環として麻の種まき神事が行われました。
このプロジェクトは、明和町を含む8団体が連携し、麻の栽培や文化の継承に取り組むものです。
神事は、麻と関わりの深い竹神社の宮司により執り行われ、今年の栽培の安全と豊作が祈願されました。
続いて、麻の生産を担う株式会社伊勢麻の共同代表・谷川原健さんが、伝統的な作法で種まきを行い、後日には木製の種まき機を使って丁寧に播種されました。
令和6年度の実証栽培では、神事などに使う「精麻」や食用の子実を収穫するなど成果を上げており、令和7年度も引き続き栽培が予定されています。
明和町では、麻の地域資源としての可能性に注目し、今後も麻文化の継承と振興に取り組んでいきます。
■大淀ふれあいキャンプ場でGW前に安全祈願祭
明和町観光協会は4月20日、大淀ふれあいキャンプ場の安全祈願祭を行いました。例年は7月の海開きに合わせて実施していましたが、近年は5月の連休(GW)ごろから利用者が増えているため、時期を前倒ししました。
式典には行政関係者や地元自治会の代表、明和町観光協会職員などが参列。竹大與杼(たけおおよど)神社の森広樹禰宜による神事が執り行われ、関係者によるテープカットが行われました。
森下清明和町観光協会会長は「大淀小学校が今年度で廃校になり寂しいが、キャンプ場にたくさん人が来てくれれば大淀も賑やかになる」と話し、利用者の増加に期待を寄せていました。
式典に続いて、明和太鼓保存会による勇壮な太鼓の演奏や明和音頭保存会による踊り、さらにキッズチアダンスグループ「チェリーボンボン」によるダンスも披露されるなど、盛りだくさんのイベントで賑わいをみせていました。
■新入団員に辞令交付式今年度24名が明和町消防団に入団
明和町消防団に今年度入団した消防団員24名の辞令交付式が4月20日、明和町役場で行われました。西村弘団長が新入団員に辞令を交付した後、下村町長があいさつに立ち、入団に対する感謝と敬意を表した後、安心安全な町づくりのための協力をお願いしました。続いて、明和消防署の渡部歩署長による安全管理に関する講義が行われ、消防団の役割や出動時の心構え、身を守る術を学びました。その他、消防団幹部から礼式作法や器具の取扱い方の指導を受けました。
■瀬田幸輝さんがパラ陸上全国大会に出場明和町役場で激励
愛媛県で4月26、27の2日間開かれた「第36回日本パラ陸上競技選手権大会」で、瀬田幸輝さんが「クラス=T20」の1500メートルと5000メートルに出場しました。成績は1500メートルが8位、5000メートルが7位でした。
4月21日には三重パラ陸上競技協会の佐野恒祐事務局長とともに役場を訪れて、町長が激励しました。
瀬田さんは中学1年生のときから陸上競技を始め、中・長距離ランナーとして練習に励み、「美し国三重市町対抗駅伝」の明和町代表選手にも3回選ばれており、パラ陸上全国大会には昨年に続き2度目の出場でした。
■学校に行きにくい児童生徒のために「さくら教室」開設
松阪市、多気町、明和町が共同で運営する松阪地区教育支援センターは、学校に行きにくい児童生徒のために4月28日、明和町の修正集学校内に「さくら教室」を開設しました。松阪市内にある「鈴の森教室」と「やまゆり教室」に続く3教室目となります。
これらの教室では、何らかの理由で学校に行きにくい子どもたち一人一人の気持ちや願いを大切に受けとめながら、友だちや大人とのふれあいや学習などを通して、無理なく学校復帰や社会的な自立に向かえるように支援やはたらきかけを行っています。
教室では主に(1)遊びやスポーツを通して交流を深める「ふれあい活動」(2)各自に応じた学習で学習習慣の定着を図る「学習活動」(3)工作や野外活動を通してやり遂げる楽しさを体感する「体験活動」、を行っています。
さくら教室は平日午前9時から。相談時間は平日午後2時30分~5時です。活動により時間が違うため電話で確認してください。(松阪地区教育支援センター さくら教室【電話】67-7939)
■上御糸小、明星小の児童が稲作体験学習
上御糸小学校と明星小学校が4月下旬から5月初めにかけて町内の田んぼで、稲作体験学習の一環の田植えを行いました。この活動は、昔ながらの稲作体験を通して子どもたちに米作りの大切さを学んでもらい、農業や身近な自然環境に関心を持ってもらうため、農村環境の保全などを行うグループ「むらおこし・かみみいと」および「むらおこし・みょうじょう」の協力によって10年以上前から行われています。
上御糸小は4月25日、まず5年生が横一列に並んで田んぼへと入り、長さ10センチメートルほどに育った苗を1株ずつ植えていきました。次いで6年生が前年の経験を思い出しながら手際よく植えました。皆、ぬかるみに足を取られてバランスを崩しながらも、むらおこしの人たちに教わりながら次第にコツをつかんで上手にできるようになりました。
5月1日には明星小学校の5年生が同様に田植えを行いました。明星小は4月18日には種箱に種まき、28日には田んぼの土を踏みこんで栄養分をかき混ぜるしろかきも行うなど稲作作業の流れを体験しました。
両校とも9月の収穫期には鎌を使って稲刈りを行い、明星小は昔ながらの機械を使って脱穀作業まで体験する予定です。