- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県玉城町
- 広報紙名 : 広報たまき 2025年12月号
米国・メジャーリーグのワールドシリーズを制したドジャースの山本由伸(やまもとよしのぶ)投手
「無心で本当に野球少年に戻ったような気持ちだった。」
甲子園を目指し野球を楽しんだ子どもの頃を思い出したのでしょう。多くの野球少年が憧れる夏の甲子園大会(前身は大正4年(1915年)の全国中等学校優勝野球大会)をつくったのは、我が町の名誉町民朝日新聞創設者村山龍平翁です。当初は野球に対する理解が少なく、反発がありましたが、技術より精神面を重んじることを大切にし、努力を続けました。数々の歴史を築いてきた夏の甲子園大会高校野球が日本の社会や教育・文化に大きな影響を与えてきました。大谷翔平(おおたにしょうへい)選手をはじめ、多くの野球選手の大活躍は野球少年を力づけています。
翁の偉業をより多くの方に知っていただくことが大切です。始まりの一球のマンホールが、香雪園、田丸駅、村山龍平記念館に完成しました。朝日新聞社の協力で、平成18年(2006年)全国制覇を成し遂げた斎藤佑樹(さいとうゆうき)氏、元プロ野球選手の江川智晃(えがわともあき)氏(玉城町在住)、岐阜県野球連盟顧問の村木和人(むらきかずひと)氏(宮古出身)をお招きし、シンポジウムを開催し、盛り上げてくれます。
110年前、始球式(第1回全国中等学校優勝野球大会大阪豊中球場)で投げた翁の羽織袴(はおりはかま)・雪駄履(せったば)きの姿を銅像として建立する実行委員会も設立されました。多くのみなさんのご賛同をお願いします。
甲子園からWBCへ繋がっている村山龍平翁の偉業、世界各地から翁のふるさとへ訪ねてくださることを願っています。
11月6日町長室にて 辻村修一
※「辻村」の「辻」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
