- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県近江八幡市
- 広報紙名 : 広報おうみはちまん 2025年11月号
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■西の湖畔でお月見を ホルンとピアノの夕べ
山田恵美 赤こんリポーター
10月5日、西の湖自然楽校で「お月見コンサート~ホルンとピアノの夕べ~」が開催されました。安土町在住の加藤有香里さんによるホルンとヨシ笛、京都在住の伊賀高弘さんによるピアノで「月」の入る曲などが演奏され、伊賀さんの撮った月の映像を見ながら参加者らはゆっくりと演奏を楽しみました。
中秋の名月である10月6日の前日の月は、日中降った雨で見えるかを懸念されましたが、琵琶湖最大の内湖である西の湖に夕陽が沈むと、鮮やかで美しい月が昇り、お月見コンサートをやさしく照らしました。
■“病児・病後児保育”という名の居場所
松村美沙枝 赤こんリポーター
病児・病後児保育を行っている「わかばルーム」さんでは、今まで未就園児対象であった事業を、今年度から小学2年生に引き上げて運営をされています。「体調の悪い子どもを集団保育に入れるのは難しい、という保育園側の気持ちと、近くに預けれる大人がいない・休めない仕事がある・しょっちゅう休んでもいられない、という保護者側の気持ち、どちらも理解できる私たちが間に入って居場所になる」をモットーに、大人だけでなく預けられた子ども一人ひとりの気持ちにも寄り添い、病状により部屋が分かれていたり、回復期の子は楽しく遊べたりと、無理なく気持ちよく過ごせる温かい場所でした。
■浄厳院(じょうごんいん)でイベント開催中!
西野康代 赤こんリポーター
今年も浄厳院(安土町慈恩寺)で国際芸術祭が開かれています。浄厳院は織田信長が創建したといわれる歴史ある寺院。現在、寺院の屋内外には、型にはまらない自由な発想で表現された絵画や立体作品があふれています。海外からレジデンスとして来日した芸術家たちが浄厳院で宿泊しながら創り上げた作品や、国内の多くの作家たちの作品です。今年で5年目になるこの取り組みは、地域の人にも受け入れられ、レジデンスとの交流も深まっています。
一人でも多くの人が自由な芸術に触れられるように、小中高大学生は無料で入場できます。重要文化財の中での芸術鑑賞をぜひ楽しんでください。11月23日(日)まで。
■作品に込められた想いに触れる、ひととき。
向坂奈穂美 赤こんリポーター
9月23日、永原町のボーダレス・アートミュージアムNO-MA(旧野間邸)を訪れ、企画展の第II期を鑑賞しました。単色表現が中心の展示で、作品は極めて細やか。描かれた線や面から、作者が時間をかけて丁寧に作り上げたことが伝わってきました。一つの作品を確実に仕上げることに込められた思いや時間の重みに、深く考えさせられます。最後に立ち寄った2階の「ものづくランド」は、落ち着いた空間にあり、こどもたちの愛らしい作品や本、小物などがたくさん並んでいました。心がふっと和み、温かい気持ちで会場を後にしました。
