くらし 毎年6月(食育月間)と毎月19日(食育の日)は自身の食育について考えてみましょう!

「食育」とは「食べる力」=「生きる力」を育むことです。
生涯にわたってさまざまな経験を通じて「食」に関する知識や「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を身に付けることが大切です。この機会に、皆さんも食育に取り組んでみませんか。

■なぜ「食事」「食育」が大事なの?
食事は、こどもたちが健やかに成長したり、人が健康で幸せな生活を送ったりするために必要不可欠なものです。多くの生活習慣病や栄養失調の予防などからも大切です。
食育で食に関する知識を身に付けることは、心と体の健康を維持することにつながります。
食育を実践するのは、皆さん一人一人です。できることから始めてみませんか。

■食育で育てたい「食べる力」
(1)心と体の健康を維持できる
(2)食事の重要性や楽しさを理解する
(3)食べ物の選択や食事作りができる
(4)一緒に食べたい人がいる(社会性)
(5)日本の食文化を理解し伝えることができる
(6)食べ物や作る人への感謝の心

■適切な量と質の食事
忙しいときや外食の際には、食事を丼や麺だけで済ませてしまうことはありませんか。単品では栄養バランスが偏りがちで、偏りは集中力の低下などが起きる他、こどもでは成長発育、大人では生活習慣病などの発症に影響を及ぼします。高齢になると食事の量が少なくなり、たんぱく質やエネルギーなどの必要な栄養が不足すると、フレイル(虚弱)などの恐れが高まります。
栄養バランスを整えるには、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を1日2回以上食べるのがおすすめです。単品の丼にサラダを組み合わせるなど、工夫すれば、バランスの取れた食事をとることができます。

◇主食
ごはん、パン、麺などの穀類を主な材料にした料理炭水化物を多く含む

◇主菜
魚、肉、卵、大豆を主な材料にした料理たんぱく質や脂質を多く含む

◇副菜
野菜、いも、海藻などを主な材料にした料理ビタミン、鉄、カルシウム、食物繊維などを多く含む

出展元:厚生労働省『スマート・ライフ・プロジェクト』

■野菜を350g食べましょう
野菜は「健康に良い」と理解していても、意識しなければ十分な量を摂取できません。野菜に含まれるビタミンは、炭水化物が体内でエネルギーに変わる手助けをします。また、余分なナトリウム(食塩)を体外に排出するのを手助けし、高血圧予防にもなります。1日の野菜の目標摂取量は350gです。1食分の野菜約120gは、生野菜なら両手一杯、加熱野菜なら片手一杯が目安です。また120gのうち、40g以上を緑黄色野菜で摂取することを勧めています。まずは副菜を1皿加えて、今より多く食べるようにしましょう。
・生野菜なら両手で3杯
・加熱野菜なら片手で3杯

問合せ:健康増進課(2階)
【電話】561-2323
【FAX】561-0180