くらし [市長メッセージ]森中 高史(もりなかたかふみ)市長の元気ヤマモリ

■地域活動支援を充実していきます!
守山市は地域の絆が強く、市民活動が大変活発な、住みやすいまちです。しかしながら、高齢化の進展、共働き世帯や核家族の増加、働く期間の延長、価値観の多様化などにより、さまざまな地域活動における「担い手不足」が顕在化し、今まで通りのやり方では地域活動の安定的継続が困難になるのではないかと、強い危機感を覚えています。
他方、その代替をすべて行政(税金)で行うことは、財源的にもマンパワー的にも、できません。
「誰かがやってくれる」ではなく、この問題を自分事として捉え、行政が必要な支援・後押しをして、行政と市民が一緒に工夫しながら、「みんなで支え合う」、住みよいまちづくりを推進していくため、地域活動支援を充実していきます。
まず、高齢者などへの生活支援の充実を目指して、3つの新たな事業を実施します。「自治会支え合い活動応援」として、例えばごみ出しや電球の取り替えなど、高齢者などの日常生活における困りごとを支援する自治会に対し、報償金を支給することで、地域の支え合いをサポートします。
「高齢者等移動支援」として、外出が困難な高齢者などに対して、玉津学区で行っている「地域支え愛送迎活動」を参考に、地域が主体となって行う移動支援事業の立ち上げと運営の支援を学区に対し、行います。
「高齢者等ごみ出し支援」として、ごみ集積所まで自ら排出することが困難な高齢者などに対して、前日排出を可能とし、日常生活をサポートします。また、近年、酷暑に加え、個人所有機材の不足や機器操作者の高齢化が顕著であるため、草刈機などの資機材の確保と貸し出し、美化支援員の派遣によるサポートなど、地域の環境美化活動への支援を強化します。
さらに、本市には、福祉や環境、子育て、まちづくりなど公共性・公益性の高い活動を行い、地域課題の解決や活性化に取り組まれている市民団体が数多くありますが、公共施設使用料が負担であることから、これらの団体の公民館などの使用料を減免する制度を拡充します。
今後、守山でも高齢化が進展しますが、今ならまだ必要な備えの検討は間に合います。何でも行政頼りではなく、また、行政も何でも市民に頼るのではなく、行政と市民が一緒に工夫しながら、支え合いによる住みやすいまちづくりを推進していきましょう!