くらし 旧RDエンジニアリング最終処分場の状況

旧RD最終処分場問題については、対策工事が完了して以降、工事の有効性の確認、処分場内の埋立廃棄物の分解・浸透水への洗い出しによる浄化の確認のための環境モニタリングが実施されています。また、水処理施設の維持管理を含め、県有地化された敷地の管理が適正に行われています。

■モニタリング調査結果
処分場の浸透水、周辺地下水の水質調査などは定期的に年4回実施されています。

▼令和7年度第1回目(5月)の調査結果
▽周辺地下水
自然由来のものと考えられるヒ素の環境基準値超過が3地点あり、また、ホウ素も環境基準値前後で横ばい傾向にある1地点で今回も超過が見られました。ホウ素については、鉛直遮水工により付近の地下水の行き場が失われた過去の浸透水の影響によるものと考えられ、引き続き注視していきます。

▽洪水調整池の水質
有害物質における環境基準の超過はありませんでした。

▽経堂池の水質
化学的酸素要求量(COD)について、農業用水基準を超過する結果となりましたが、採水時の水深が浅く、底泥の巻き上げなどによる影響を受けた可能性があると考えられます。

▽硫化水素にかかる敷地境界ガス調査
全地点で検出されていません。

■維持管理の状況
敷地内の設備など各所の維持管理については、管理委託業者および県職員による施設の点検、水処理施設の運転調整や監視が継続的に実施されており、大きな異常などは発生していません。

■アーカイブの作成
「アーカイブ」とは、後世代のために記録を取りまとめ保管することをいいます。旧RD最終処分場問題について、住民と県・市がともに事実関係の整理やこれまでの対応の振り返りを行い、記録として取りまとめるとともに、再発防止につなげることを目的として、旧RD最終処分場問題連絡協議会を作成主体としてアーカイブを作成していきます。

※地下水などの利用にあたっては引き続き十分にご留意ください
過去の対策工事や周辺地下水などの状況、敷地管理情報は、滋賀県ホームページをご覧ください

問合せ:
市役所産業廃棄物対策室【電話】551-0469【FAX】551-0148
滋賀県最終処分場特別対策室【電話】528-3670【FAX】528-4849