文化 特集 こんなところに”信楽焼” 甲賀の伝統産業が「大阪・関西万博」に出展中!(1)

世界中からたくさんの人やモノが集まる大イベント「万博」。
日本では20年ぶりの開催となる「大阪・関西万博」が4月13日から始まりました。
今回の特集では、甲賀市と万博とのつながりや「大阪・関西万博」に出展している甲賀の伝統産業などをご紹介します。

◆そもそも「万博」ってなぁに?
世界各国が参加する国際博覧会です。国際交流の促進や社会の発展、未来への展望を創出することを目的としています。
今回の大阪・関西万博では、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに各国が特色を生かした海外パビリオンや、各界で活躍する8名のプロデューサーが手がけるシグネチャーパビリオン、企業が最新技術やアイディアを発信する民間パビリオンなど、160以上の国、地域、国際機関が参加しています。

会期:4月13日(日)~10月13日(月・祝)
場所:大阪市此花(このはな)区夢洲(ゆめしま)
・詳しくは、公式Webサイトをチェックしてね!(本紙QRコードよりご覧ください。)

◆大阪・関西万博で「信楽焼」を世界にアピール!
大阪・関西万博を機会に地域資源や特産品を海外の方にもっと知ってもらうため、国がモデル地域として支援する12の「地域ブランド」の一つに本市の伝統産業「信楽焼」が選ばれており、万博会場のパビリオンやブースなど各所で信楽焼を見ることができます。

◆こんなところに信楽焼 その1 関西パビリオン
「いのち輝く関西悠久の歴史と現在」をテーマに、滋賀県を含む9つの府県が独自展示エリアを設け、関西各地の歴史や文化、観光などの多彩な魅力を発信しています。

◇『滋賀県ブース』ではどんなことをしているの?
テーマは、『Mother Lake 〜びわ湖と ともに 脈々と〜』。
「メインショーエリア」では、滋賀県の自然豊かな四季折々の風景と、人々の持続可能な“いとなみ”、さらにさまざまな姿を見せるびわ湖の美しさが表現されています。
・詳しくはこちら(本紙QRコードよりご覧ください。)

◇ブースの入口で巨大信楽焼がお出迎え!
株式会社陶器屋(信楽町)が制作した皿状の「大型陶器」が、滋賀県ブースのエントランスの映像スクリーンとして採用され、ブースに訪れる方をお出迎えしています!
・大きさは直径約1.8m!
・信楽焼は大物づくりが得意!!
・制作風景の動画はここからチェック(本紙QRコードよりご覧ください。)

◇私が作りました!
信楽焼伝統工芸士会 会長
信楽陶器工業協同組合 理事長
髙原 誠治(たかはら せいじ)さん
焼物に絶対はないので、窯を開けるまでは油断はできませんでしたが、無事に完成し、世界の人が訪れる玄関に展示されて嬉しいです。
「信楽」が滋賀県にあることや大きな陶器を造れる技術があることを世界の人にアピールしたいです。

◆こんなところに信楽焼 ~番外編~
全国各地で活躍する信楽焼の一部をご紹介!

◇東京都
国会議事堂の中央塔
屋根部分のテラコッタ

◇大阪府
万博記念公園
太陽の塔(黒い太陽)
芸術家岡本太郎氏と信楽の若き陶芸家たちとの共同で、太陽の塔の裏面で過去を象徴とする「黒い太陽」が制作されました。黒い太陽には、黒色の信楽焼のタイルが使用されています。